白い鳥のいた水辺 [野鳥]
コサギ コウノトリ目 サギ科
家の近くにある、習志野市 藤崎森林公園の傍らの沼地のような場所。
今は耕作放棄状態になっていてる、元は水田だった水溜りで、度々コサギを見掛けたのは、十一月のことでした。
随分と、日数が経ってしまいましたが、十二月も半ばを過ぎた先週にも、同じ場所にコサギが訪れていました。その時は、既に暗くなっていて写真は撮れませんでしたので、一月前の写真を、ここに載せて置くことにします。
鳥のいる風景 [野鳥]
アカツクシガモ 赤筑紫鴨 カモ目 カモ科
まだ田植え前の田圃に、可愛らしいカモがいました。
アカツクシガモです。
アカツクシガモは、冬鳥として渡来する鴨の仲間で、ユーラシア大陸中部を繁殖地としていて、日本に訪れる数は少ないそうです。
羽繕い ~雀~ [野鳥]
その時摘(つ)んで来たごんごんごまは、いつどうしたか定かには覚えないのに、秋雨(あきさめ)の草に生えて、塀を伝っていたのである。
「どうだい、雀。」
知らぬ顔して、何にも言わないで、南天燭(なんてん)の葉に日の当る、小庭に、雀はちょん、ちょんと遊んでいる。
泉 鏡花 「二、三羽 ― 十二、三羽」より
鏡花短編集 所収 (岩波文庫)
注: 「ごんごんごま」は、ヤブガラシの異称であるということです。
前回の「メジロ」に続いて、「スズメ」です。
決して、珍しい鳥ではありませんが、どちらも僕の好きな鳥たちです。
寒桜にめじろ [野鳥]
「梅に鶯」という言葉があります。
取り合わせの良いことのたとえとして、使われる言葉ですが、僕はまだ梅の枝に止まるウグイスを見た事がありません。
でも、梅の木にやって来る、メジロはよく見掛けます。
かなり以前になりますが、奈良の薬師寺の奥の方で、梅の木を訪れたメジロを見て「ウグイスだっ!」と思ったことがありました。
この鳥が、実はメジロだと知ったのは、それから暫く後のことです。
身近な鳥たち [野鳥]
コサギ コウノトリ目 サギ科
家の近くの公園(習志野市藤崎森林公園)、及び市内で見掛けた鳥たちです。
今回は、より身近な鳥と言える「スズメ」や「ヒヨドリ」は撮っていません。
特に、スズメは最も良く見掛ける鳥ですが、この辺りのスズメは警戒心が強く、ちょっと近付くとすぐに逃げられてしまいます。
東京都内で見掛けるスズメは、殆ど物おじもせず、人間に近付いて来ることを思うと、ちょっと寂しいのですが、恐らくこの辺りには、まだ農地も多いので、作物を荒らして人間に追い払われたりするからなのかも知れません。
鳥媒花 [野鳥]
先月の末頃に書いた、前の記事の冒頭に載せた家の庭の梅の花は、震災の一週間ほど前から咲き始め、震災の一週間ほど後に満開となりました。
その梅の木に、もう実が付き始めています。
植物の果実が実る為には、授粉が必要ですが、それを媒介をするものには、昆虫・鳥・風・・・等があり、それぞれに「虫媒花」「鳥媒花」「風媒花」などと呼ばれています。
多くの植物では、そのどれか一つの媒介によってのみ結実するという程には単純なものではないと思いますが、まだ昆虫がそれほど多くは発生していない時期に花を咲かせる梅は、取り敢えずは「鳥媒花」の一つとされているようです。
冬の鳥 ~巡り来る春に~ [野鳥]
今年の元日。一番最初に撮ったのは、いつもの池の、カルガモでした。
今回の記事のタイトルは、「冬の鳥」ですが、カルガモは(ごく一部の地域を除けば)渡り鳥ではありません。
敢えて云うまでもなく、ご存知の方が多いとは思いますが、取り敢えず念のために、申し添えておきます。
夏の装い 〈ユリカモメ〉 [野鳥]
一週間前の日曜日(4月19日)のことです。
東京・国立新美術館での、「ルーブル美術館展-美の宮殿の子供たち」を観た帰り、地下鉄の根津駅で降りて、いつもと違う方向から上野へ向かいました。
初めての道だったので、どこに出るかもよく分からないままに歩いて行くと、不忍池のポート場の辺に行き着きました。
そこにいたのが、この鳥です。