ジャイアントパンダとレッサーパンダ [動物]
6月19日。
少し前の記事に書いた、トーハクの企画展示「鎌倉時代の仏像」を観た後、すぐ近くにある上野動物園へ寄って見ました。
父親と上野へ出掛ける際、以前はタクシーを利用していたので、トーハクや東京芸大美術館へ行く場合には、それぞれ一ヶ所だけで帰って来ることが多かったのですが、最近は車椅子を押して出掛ける為、却って行動が自由になったような気がします。
この時も、トーハクを出てから、その場で思い立って上野動物園へ向かいました。
父は、もう長い間動物園へ来ることもなかったので、ジャイアントパンダの実物を見るのは初めてだったようですが、タイミング良く見ることが出来ました。
うさぎ~年賀状用の写真~ [動物]
来年は、卯年です。
そこで、年賀状用の写真を撮る為に、上野動物園へ行って来ました。
昨年、虎の写真を撮りに出掛けた時も、酷く慌しかったのですが、それでも11月と12月に、2回行く事が出来ました。
ところが、今年は更に慌しくて、11月最後の日曜日に、やっと一度行く事が出来ただけでした。
西園のウサギの展示コーナーに着いたのが1時30分頃でしたが、それから30分ばかり写真を撮って、やはり慌しく帰って来ました。
小さな生き物たち [動物]
ツルボ 蔓穂 ユリ科 ツルボ属
ツルボです。
この花には、「参内傘(さんだいがさ)」という、なかなか風雅な別名があります。
もう、随分以前になりますが、『参内傘 <サンダイガサ>』という記事を書いたことがありますが、最近は殆ど見掛けることのない野草でした。
先日、春分さんの記事『そして9月は 野の花の月』に、ツルボの写真が掲載されているのを拝見して、ほぼ上のような意味合いのコメントを書き込みました。
すると数日後に、たった一本きりのツルボを見掛けました。
ツルボは普通、群れをなして咲いていることが多いようですが、この時は何故か、ただ一本だけポツンと咲いていました。
・・・と、ツルボの写真で始まりましたが、今回の記事はタイトルにもありますように、小さな生き物です。
小さな生き物と云うのは何かと言いますと、先ずは『カエル』。そして、『クモ』です。
どちらも、人によっては、好き嫌いの激しい生き物ですが、特に『クモ』の方は、このブログをいつも訪ねて下さる方たちにも、可愛いとか・綺麗だとか仰る方のいる反面、とても苦手だと仰る方もおられます。
・・・と言う事で、下の「露草」の写真の後には、先ず『カエル』 を載せます。
そして『続きを読む・・・』を押して頂くと、『クモ』が現れるという設定にしておきます。
また、その下には、再び「露草」の写真を載せておくことにします。
どちらかが、お嫌いと言う方は、適宜先に進まれるなり、パスされるなりして頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。
ツユクサ 露草
朝の光の中に、青く輝くように咲くツユクサ。
その青の美しさには、強く心惹かれます。
さて、今回の本題の一つ、カエルです。
南房総方面の、建物の屋上にいたカエル。
何だか、あまり見かけないような色のカエルでした。
体長は、約4cmから5cm程度だったと思います。
その場では、何と言うカエルなのか、判別が付きませんでしたが、家に帰れば、少し前に買った図鑑があります。
・・・でも、写真検索 と、表紙のてっぺんに書いてあるのに、こんな色で、こんな模様のカエルは載っていません…。
それでも、なかなか諦めの悪い僕は、確か皮膚の色の変わるカエルがいるという事を思い出して、もう一度あちこちを読み返して行きました。
すると・・・。
体の色 背中は緑色で、鼻先から鼓膜の後ろまで黒っぽい帯状の模様が入る。ただし
本種は、体の色を灰色や茶色に変化させることができ、このような色彩のときには背中
に雲形模様が現れる。
山渓ハンディ図鑑9 日本のカエル+サンショウウオ類 より
と言う、記述が見付かりました。
それは、『ニホンアマガエル』の項目です。
もしかして、珍しい種類のカエルなのかとも思いましたが、最も普通に見られるカエルだったようですね…。
これは、かなり前に撮った、緑色の『ニホンアマガエル』です。
見比べてみると、確かに『ニホンアマガエル』に、間違いないように思えます。
ニホンアマガエル 日本雨蛙 両生綱 無尾目 アマガエル科 アマガエル属
こうして見ると、コンクリートの上では、確かに保護色になっていることが解ります。
ニホンアマガエルは、とても可愛いカエルです。
子供の頃には、よく捕まえて遊んだ記憶があります。
でも、手で捕まえると、何だかベトつく感じが嫌で、大抵はすぐに逃がして、急いで手を洗っていました。
実際、ニホンアマガエルの体を覆う粘膜には、細菌などからカエルの皮膚を守る効果があるそうです。
その為、粘膜には相当の毒性もあり、カエルに触れた手で目などをこすると、非常に危険だということです。
僕は、子供の頃には、その毒性のことなどまったく知らなかったのですが、すぐに手を洗っていたのは、どうも正解だったようです。
可愛いからと言って、無暗に生き物に触れるのは、決して良くないことです。
参考図書
さて、次は大型の蜘蛛 2種です。
もし、宜しければどうぞ、先へお進み下さい。
夏はうんざり・・・<上野動物園にて 虎と白熊> [動物]
スマトラトラ 食肉目 ネコ科
上野へ出掛けたので、久し振りに動物園へ寄ってみました。
今日は、なかなかの猛暑だったので、こんな日にどうしているのか、気になる動物がいました。
その一つが虎です。
やっぱり、暑さでばてているようですね・・・。
ちょこっとだけ、顔を上げて、虎らしい威厳のある睨みを見せてはくれましたが・・・。
やっぱり、暑さには敵わないようですね・・・。
ホッキョクグマ 食肉目 クマ科
虎よりも、もっと暑さが辛そうな、白熊です。
本名の「北極熊」の名の通り、北の果てからやって来たのですから、夏に弱いのは当然です。
口を開けているのは、吼えているのではなく、あくびです・・・。
あまりの暑さに、昨夜は寝不足でしょうか?(いえ、本当のところは、飼育係ではないので、分かりませんが・・・)
もう、夏はいいよ~
早く、雪の降る季節になって欲しいよ~
久し振りに行った「上野動物園」ですが、三十分くらいしかいなかったので、写真はあまり撮って来ませんでした。
それでも、今日の分の他に、二日分の下書き記事を作ってありますので、宜しければお付き合い願います<m(_ _)m>
凍った田圃の上の猫 [動物]
この冬の寒さで、近くの田圃が凍っています。
その氷の上を、ノラ猫が歩いていました。
いつも、近くの公園にいる猫です。
こちらを、ちらっと見ました。
ここは、カルガモが餌場にしている田圃です。
公園のノラ猫たちが、そのカルガモを狙っているところを度々見かけます。
普段は、水の上で手が届かない訳ですが、氷が張って猫でも水の上を歩けるので、カルガモを探しに来たのかも知れません。
でも、一面に氷が張った田圃になど、カルガモが来るはずもありません。
猫は、氷の上を歩きながら、時々前足を上げて振っていました。
丁度、人間が冷たいものや熱いものに、思わず手を触れてしまった時のような仕草です。
可愛いけれど、ちょっと気の毒にも思えました。
猫は、暫らく歩き回っていましたが、結局諦めて公園へ戻って行きました。
これは、十月の終わり頃に撮った別のノラ猫ですが、よくこうやって草に隠れて、池の様子を伺っていたりします、
池の方を見ると、カルガモが泳いでいます。
勿論、水の上を泳いでいるカルガモが、泳ぎの苦手な猫に捕まるはずもありません。
それでも、猫の持つ野性の本能が、獲物を狙って身構えさせるのかも知れません。
十月頃の写真を探していたら、行方不明になっていた九月末頃の猫の写真が出て来ました。
こちらは、多分田圃の氷の上を歩いていた猫だと思います。
この猫の傍には、もう一匹のノラ猫がいました。
防火用水の上で、こんな無防備な姿で寝ていました。
よっぽど眠かったのか、僕が近付いていっても、気付く事もない様子で眠っていました。
こんな姿を見ると、ノラ猫とはいえ何だか愛おしくなってしまいます。
ノラ猫は、あちこちで増えていて、色々と問題になっていますが、いつだって悪いのは猫ではなく、無責任な飼い方をする人間です。
最近は、わざわざキャットフードを持ち歩いて、ノラ猫を見かけると場所も弁えずに、取り出して与えている人がいます。これもまた、猫に対しても、近所の住民に対しても、無責任な行動と言う外はないと思います。
家の駐車場にも、よくノラ猫が来ています。
僕には、無責任に餌を与えることは出来ませんが、車に花模様の足跡を付けて行ってくれる猫に、「頑張って生きて行けよ」と、思わず声を掛けたくなってしまいます。
日本の犬 [動物]
東京の上野動物園で、来年の干支にちなんだ「干支展」が開かれています。
その一環として、「川上犬の展示」が来年の1月9日まで、行われています。
川上犬は、長野県南佐久郡川上村という山村に生きて来た犬です。
川上村は、山に囲まれた、あまり他の地域との交流がない村だったため、川上犬もまた、他の犬との交雑もなく純粋な日本犬として、生きて来たそうです。
大変貴重な種として、一度は長野県の天然記念物に指定されながらも、大正時代には、村の生活の貧しさのため、数が減ってしまったと言うことです。
昭和の初期には、一部の村人により保存会が作られ、一旦は数も増えたのですが、第二次世界大戦の最中、軍からの撲殺命令により保存活動は途絶えてしまいます。
戦後、山の中に生き延びていた、三頭の川上犬を元に、再び保存活動が始まり、「川上犬」は復活したのだそうです。
現在は、再び長野県の天然記念物の指定を受け、村内に数十頭、全国では三百頭の川上犬が飼育されているそうです。
また、高い山の中に生きて来た犬の特性を生かして、台湾では山岳救助犬としても活躍しているそうです。
*上の文章は、上野動物園の展示パネル及び、配布されていた
チラシから抜粋して書いたものです。
戦争中の食糧難の時代に、犬の保存より人間が生きることが先だと言うことなのでしょうが、戦争の愚かしさと悲惨さを改めて思い知らされる出来事だと思います。
展示されいてる川上犬はまだ子犬で、みんな女の子だそうです。
僕が動物園に着いた頃は、元気に走り回っていたのですが、その内にくたびれてしまったようで、三枚目の写真からは、どの子もみんな眠そうにしています。
この子だけは、他の二頭とは色が違いますが、どの子も同じお母さんから生まれた、三姉妹だそうです。
おしまいには、すっかり眠ってしまいました。
同じ色の二頭が仲良く並んでお昼寝をしています。
今日の東京は、比較的暖かかったので、気持ち良く眠れたのかも知れません。
実は、『川上犬』が、上野動物園で展示公開されていることは、
seraさん の記事『上野動物園・西園~川上犬』で教えて頂きました。
http://blog.so-net.ne.jp/sera/2005-12-17
丁度、上野動物園の「年間パスポート」が切れていたので、更新がてら出掛けて来ました。
seraさん、ありがとうございました。
また、上野動物園では、年賀状用に『川上犬』の写真のダウンロード・サービスをしているそうです。
詳しくは、こちらの↓HPの「イベント情報」に載っています。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/zoo/ueno/
川上犬の展示会場の後ろには、不忍池が見えます。
そこには、沢山のユリカモメが群れ飛んでいました。
次の記事は、またユリカモメになると思います。
虎 [動物]
「スマトラ・トラ。だって!!」
「トラ・トラって、変なのっ」
子供たちが、笑いながら走って来る
「ほら、"らいおんさん"だよ」怖がっている孫に
"らいおんさん"の虎を、よく見せようとして
手を引っ張る、お祖母さん
顔をしかめ、抵抗する男の子
「すっげぇ~。カッコィィっ」
「うそっ~。ねぇっ。こんなの、飼いたいよ~」
若いカップルが、"ケイタイ・カメラ"を構えながら、叫ぶ
虎は、見物している人間など、まるで眼中に無いように
ひたすら、彷徨を続ける
いつか、防護壁を打ち破って侵入してくるかもしれない
となりのエリアに住む インドライオンを警戒するかのように
虎は、人工の小さな密林の中を、黙って巡回し続ける
獲物を獲る練習でしょうか?
それとも、運動不足の解消?
大きなボールと格闘していました。
上野動物園 スマトラトラ