東寺 帝釈天騎象像 [仏像]
特別展 東寺 空海と仏像曼荼羅
東京国立博物館 平成館
開催期間 2019.3.26〜6.2
上野のトーハク(東京国立博物館)では、 特別展 東寺 空海と仏像曼荼羅を6月2日
まで開催しています。
トーハクでは、かなり以前から、大部分の展示品の撮影を許可してくれていますが、
さすがに、特別展に関しては、すべての撮影は不可となっていました。
ところが、数年まえから、特別展でも、一部の展示品の撮影が許可されるように、
なってきました。
特に今回の特別展では、仏像の中でも人気の高い「帝釈天騎象像」の撮影を許可して
くれています。
但し、三脚やフラッシュの使用は、言うまでもなく禁止です。
マナーを守って撮影を楽しむようにしましょう。
実は、この帝釈天騎像は、8年前の2011年にも、トーハクの「空海と密教美術展」で
上野に来てくれています。
その際には、東寺講堂の立体曼荼羅を構成する21体の仏像の内8体が来ていたのです
が、今回の特別展では15体が訪れてくれました。
帝釈天は、インド神話の世界では、インドラ神と呼ばれ、アスラと呼ばれる神格と、
激しく敵対する存在とされています。
アスラとは、阿修羅のことですから、奈良 興福寺の阿修羅像ファンの僕としては、
帝釈天の記事を書くことには、些かの抵抗感がない訳でもありません。
しかし、共にインド神話の世界から、仏教の世界へ取り込まれてからは、どちらも
仏法の守護神として活躍しているので、過去の敵対については、今は触れなくとも
良いのかも知れません…
帝釈天の乗る象については、今回初めて良く見たように思いますが、本当に
優しげな表情をしていました。
トーハクの外に飾られていた告知看板。
トーハクの外塀の黒田記念館寄りの場所に設置されていました。
因みに、左の建物は、京成電鉄旧博物館動物園駅です。
この駅舎は、1933年に開業。
1997年に営業休止。2004年廃止。
2018年「東京都選定歴史的建造物」に選定。
以上、京成電鉄のサイトから引用しました。そこに、詳しい解説があります。
次回は、5月18日にバラの写真を載せる予定です。
こんばんは^^
この「帝釈天騎象像」の帝釈天さんはとても良いお顔をなさっていますね、惚れ惚れ~
by mimimomo (2019-05-16 20:00)
この帝釈天の像、確かにすごい存在感がありますね。
阿修羅と対立する帝釈天の記事を書くコトに、葛藤が
あったのですね^^;。
by sakamono (2019-05-17 00:16)