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白い鳥のいた水辺 [野鳥]

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                                           コサギ    コウノトリ目  サギ科

 家の近くにある、習志野市 藤崎森林公園の傍らの沼地のような場所。
 今は耕作放棄状態になっていてる、元は水田だった水溜りで、度々コサギを見掛けたのは、十一月のことでした。
 随分と、日数が経ってしまいましたが、十二月も半ばを過ぎた先週にも、同じ場所にコサギが訪れていました。その時は、既に暗くなっていて写真は撮れませんでしたので、一月前の写真を、ここに載せて置くことにします。

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 コサギは、名前の通り、所謂「白鷺」の中では、小型の鳥です。

 手元にある何冊かの図鑑では、全高が約61㎝と記載されていますが、僕のイメージとしては、何故かもっと大きな鳥のように感じてしまいます。

 

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 なかなか優雅な姿をしているせいか、水辺で遊んでいるように思っている人も、多分いるかも知れません。

 

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 でも本当は、言うまでもなく、一所懸命に餌を採っています。

 片足を前に出して、水を掻き回して波を立てることで、小魚をおびき寄せたり、泥の中に隠れている甲殻類などを誘い出したりして捕食します。

 

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 餌を見付けると、素早く首を伸ばして、長い嘴で捕まえます。

 

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 見ていると、かなりの成功率で獲物を捕食しているように思われるのですが、何を捕まえているのかまでは、よく分かりません。

 

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 獲物を見付けて嘴を水に入れ、捕らえるとすぐに、かなり強い勢いで、嘴を引き上げます。

 こんな風に、激しく水が飛び散っています。

 嘴は、確かに何かを捕えていますが、写真を拡大して見ても、挟んだ獲物がブレていて、何を捕まえたのかまでは、残念ながらよく分かりません。

 

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 この場所は、冒頭にも書いたように、元々は田圃です。

 そのため、ここに小魚が棲んでいるとは思えません。

 

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 捕らえた獲物を飲み込むために、銜え直した瞬間です。

 画像をクリックして拡大して見て頂ければ、もう少し分かり易いかも知れませんが、取り敢えず下にも、ピクセル等倍に拡大して、切り取った写真を載せて置きます。

 

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 これを見ると、多分アメリカザリガニです。

 家の家族が、この町に引っ越して来た、僕の子供の頃には、この辺りは一面の田圃で、沢山のアメリカザリガニがいたことを覚えています。

 環境的にも、他の甲殻類が生息しているとは思えませんから、色は赤くありませんが、アメリカザリガニ以外ではあり得ません。

 

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 この写真を撮った頃には、まだ緑色だった草木も、今はすっかり枯れてしまっています。

 

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 十一月の初旬から中旬頃は、まだ穏やかな気候でしたから、コサギの写真も、ゆったりとした感じに写っているように思います。

 でも、今はすっかり冬枯れてしまっているせいか、先週の夕方に見掛けた時には、何だか寒々とした雰囲気に感じられました。

 

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   ひっそりと移ろって行く季節

   緩やかに過ぎて行く時間の中を

   僕はゆっくりと歩いて行こう

   いつの日か夢の中で見た気がする

   美しい水辺に出会うために

 

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   そこに咲いていた優しい花の色

   羽ばたき舞っていた鳥の白い翼

   絶え間なく聞こえるひそやかな楽音

   遠く幼い日の憧れの世界にも似た

   確かに記憶している未だ見ぬ場所へ



   

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                                          アオサギ    コウノトリ目  サギ科

 コサギは、頻繁に嘴を水へ差し込み、餌を採り続けますが、アオサギは何故か、じっと佇んでいる姿ばかりを見掛けます。

 勿論、餌を採る様子も見られますが、何だかいつでもゆったりとした雰囲気で、じっと水面を見ていたり、どこかもっと遠くを見ていたりすることもあります。

 因みに、このアオサギがいたのは、上のコサギのいた場所ではありません。

 同じ習志野市内ですが、京成・津田沼駅の近くにある、「菊田水鳥公園」という、周囲をフェンスで囲った池のある公園です。さほど大きな池ではありませんが、アヒルなどが飼われていて、餌も与えられているので、この季節には下の写真のオナガガモなども見られます。

 

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                                              オナガガモ  カモ目  カモ科

 ただ、池の周囲は金網のフェンスで囲まれているので、写真を撮る際には、上手く隙間を狙わなければならないので、レンズ径が大きいカメラだと、ちょっと撮りにくいかも知れません。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 何だか、色々と慌ただしくて、またしても更新が滞っています。

 そんな中で、ちょっと油断をしてしまったようで、風邪を引いてしまいました。
 落語の中には、「弱みに付け込む風邪の神」と言う、江戸時代の言葉が出て来ますが、将にそんなところでしょうか。

 熱は、殆どなかったのですが、妙な夢を見ました。
 
 何処か、何度も行ったことがあるらしい、美しい風景の水辺へ行こうとして、僕は現実の世界のものとは微妙に異なる「総武快速線」の電車に乗りました。けれど、気が付くと目的の駅を一つ乗り越してしまっていたので、一駅戻るために電車を降りて反対のホームへ行くと、そこには見たこともないような、美しい薄紅色の花が咲いていました・・・

 何だか、その後のことはよく分からないのですが、その夢の中で僕は、どうも夢の中だけで、何度も行っているらしい場所へ行こうとしていたようです。
 
 これも、今となっては落語でしか聞かれない言葉に「夢は五臓の疲れ」というのがありますが、そんな夢の原因も、多分風邪のせいなのだと思います・・・

 先日来、テレビのニュースでも、インフルエンザやノロウィルスなど、様々な感染症の話が話題になっています。

 皆さんも、どうか健康にはお気を付けて、年末年始をお過ごし下さい。 


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コメント 6

mimimomo

こんにちは^^
コサギそのものも美しいですが、水鏡に映ったコサギが美しいですね。
ふっと思ったのですが、コサギは餌をとっているとき自分の姿が水面に写っているのに
気づくのでしょうかしらね~ 
今年の風邪は普通の風邪と違いますか? 夫も変だと言ってクリニックに行きましたが
何処も悪くないといわれて、わたくしは‘きっと風邪と思う’と言うのですが、
本人は納得していません(--;
by mimimomo (2012-12-24 12:33) 

春分

電車やバスで目的地に着かない夢は仕事がうまく進まない時に見ます。
もっともそんな時は体調も悪いことが殆どですが。
サギはいつもいてくれるいいやつですね。ザリガニはそう思ってないか。
いろいろ考えつつ、こちらは年賀状がない分で少し余裕の年末です。
by 春分 (2012-12-25 07:42) 

ねこじたん

真っ白で きれいな鳥さんですね〜
風邪 だいじょうぶですか?
早く元気になりますように

by ねこじたん (2012-12-25 08:00) 

銀狼

佳いお年をお迎え下さいね^^
by 銀狼 (2012-12-31 03:18) 

sakamono

少し暗い曇りの日だと、サギの白さがことさら目立ちますね。真っ白です。
言われてみると、アオサギというのは、確かに佇んでいるところを多く
見かけるような気がします^^;。
それでは、良いお年を^^。
by sakamono (2012-12-31 10:51) 

あやこ

よいお年をお迎えください^^
by あやこ (2012-12-31 12:15) 

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