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May Line [コラボ]

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 僕のブログへ、So-net ブログ以外から、良くコメントを下さる方に、gooブログで、「Colors of Breath」と言う、ブログをなさっておられる、ichii さんがいらっしゃいます。

 もう、何年も前のことですが、僕の撮ったアオスジアゲハの写真を、ichii さんが気に入って下さって以来、コメントをやり取りをさせて頂いています。

 僕が、アオスジアゲハを好きなことは、いつも僕のブログを見て下さっている方は、よくご存知だと思いますが、ichii さんは、恐らくは僕以上にアオスジアゲハがお好きなようで、ご自分でアオスジアゲハの幼虫を飼育されたことを、ブログに書かれておられるほどです。

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  ichii さんは、インターネット上で、Breath という、音楽ユニットの活動をされています。

 Breath は、作詞・作曲・ボーカル担当のichii さんと、編曲と演奏担当のchar312 さんによるユニットですが、非常に多彩なイメージの楽曲を発表されています。
 
  その作品の一つに、「May Line」と言う楽曲があり、既にYouTube 等で発表されていますが、今回新たに、僕の撮った写真を使った動画を作りたいとの申し入れを頂きました。
 僕の写真で宜しければ、と言うことで、了承させて頂きましたが、その結果が以下のYouTube動画です。

 動画を作成された際の、見事なエフェクト効果で、僕の拙い写真が、見違えるほどになっています。
 興味のある方は、是非ご覧下さい。

 また、サイドバーにも、「音楽ユニットBreathのYouTubeチャンネル」のリンクを貼りました。

 因みに、タイトルの「May Line」は、ichii さんの造語とのことですが、曲のイメージには相応しいタイトルと、僕はそう感じています。

 

 このブログを始めた頃には、何人かの方たちと、写真や詩や音楽でのコラボレーションをさせて頂いていました。今も、「コラボ」のカテゴリーに、その時の楽しい思い出が残っています。

 今回は、数年振りのコラボレーションと言うことで、「コラボ」のカテゴリーで記事を書きました。

 実際のところ、ネット上には、様々な問題点があり、様々な被害を受けている人が、大勢いるようです。

 ですが、ちゃんと節度を弁えて、関わって行くことが出来れば、色々と楽しく有意義な交流が出来ることを、このブログによって実感出来たことも事実です。

 ここ数年の間に、子供向けの学習教材などの出版物に、写真を使わせて欲しいと言う依頼が、何度かありましたし、昨年と今年には、テレビの制作会社からの写真の使用依頼もありました。
 それらは、今回のような個人的な繋がりでの依頼ではなく、予算の少ない制作現場で、無償で使える素材を求めてのことのようです。
 テレビの依頼は、セミの羽化とナナフシの写真でしたが、画面に映ったのは、どちらも十数秒間程の事でしたが、僕は、虫や花を図鑑の写真のよう撮りたいと思っているせいか、恐らく分かり易い写真、ということで、アシスタントディレクターの方が、選んで下さったのだと思います。

 また、先日は、ご先祖の遺された古文書を読み解いていらっしゃるという方から、メールを頂きました。
 それは、僕のHPに、一部分を解読して載せていた古文書をご覧になって、参考にしたいので、全文の解読内容が知りたいという、とても丁寧な文面のメールでした。

 何とか、ご依頼に答えることは出来ましたし、暫く触れることのなかった古文書を、それを契機に再び読み始めることも出来ましたが、それも、ブログを続けて来たお陰かも知れません。

 子供の頃には、義務的にやっていた、夏休みの自由研究を、今頃になって楽しんでいるような気分でもありますが・・・
 
 そう言えば、夏休みも後半になると、ブログのアクセス解析に「自由研究」「セミの羽化」という検索ワードが増え来ます。
 もしかして、僕のブログが、子供たちの役に立っていれば、幸いなのですが。

 

 


コスモスの詩(うた) [コラボ]

今日の記事は、お二人の方の記事にTBとリンクをさせて頂いています。

更新日付順に、
   maya さん と、
   Gotton Factory さん の記事です。

maya さん。
僕の撮ったコスモスの写真に、『コスモスの勇気☆.゜+.』という詩を付けて下さいました。
mayaさんはの書かれる短い詩は、いつもキラキラ輝いている、とても素敵な詩です。
mayaさんの記事です→ http://blog.so-net.ne.jp/pumori/2005-10-25

Gotton Factory さん。
先日の『コスモスの丘で』の記事で、Gotton Factoryさんの作られた曲に、僕が詩を付けさせて頂きました。
完成した歌を、Gotton Factoryさんが、音楽ソフト「VOCALOID」のバーチャル・シンガー「MEIKOちゃん」の歌唱で聞けるように設定して下さいました。
↓こちらで、聞くことが出来ます。宜しければ、お願いします<m( _ _ )m>
http://kgotton.hp.infoseek.co.jp/bgm/kosumosunookade.htm

Gotton Factoryさんの曲に載せて頂くと、自分で書いた拙い詩とは思えなくなるのが、とても不思議な気さえします。
Gotton Factoryさんの記事です↓
 http://blog.so-net.ne.jp/gottonfactory/2005-10-27

ブログの中で、多くのみなさんとコラボさせて頂けることは、僕にとってとても幸せなことです。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します<m( _ _ )m>

 

 

先日のコスモス畑へ、もう一度行って見ました。

さすがに、もう花も疎らでしたが、咲いている花たちは、最後の輝きを見せてくれています。

黄昏の光の中のコスモスには、昼間のコスモスとは違う艶やかさを感じました。

 

        夕陽を浴びたコスモスは

        この秋の最後の煌めきを

        精一杯に見せてくれる

        さようなら コスモス

        まだ秋は終わらないけれど

        コスモスにとっての秋は

        もうすぐ終わりを迎える

        さようなら コスモス

        また来年・・・

 

今年は、沢山の白いコスモスにも会えました。
眩い白さは、最後まで変りませんでした。

 

 

コスモスには、様々な昆虫もやって来ました。
これは、『ホソヒラタアブ』。ハナアブの仲間です。
ホバリングの得意なアブですが、この時はおとなしく花に止まって蜜を吸っていました。


そして・・・。
ホバリングが得意と言えば・・・。

 

 

幸運なことに、また『ホシホウジャク』がやって来てくれました。

ただ、既に暗くなりかけていた為、実際にはかなり真っ黒に写っていました。
画像処理ソフト『PhotoShop』の優れた補正機能がなければ、救えなかったかも知れない写真です。

『ホシホウジャク』に就いては、こちら↓の記事をご参照下さい。
http://blog.so-net.ne.jp/albireo/2005-10-22
http://blog.so-net.ne.jp/albireo/2005-09-15

 


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コスモスの丘で [コラボ]

 

 

            コスモスの丘で      


          コスモスの花

          秋の風に

          夢見るように揺れている


          君の笑顔に

          会いたいから

          コスモスの咲く丘へ来たよ


          遠い日々の夢のように

          君のことを思い出す


          丘の上で

          そっと呼んだら

          君に聞こえるのかな

 


                           *これは、Gotton Factoryさんの曲に付けた詩です。                         
                 ↓こちらが、Gotton Factoryさんが作られた曲です。
                http://kgotton.hp.infoseek.co.jp/bgm/aki.htm
                          作曲:Gotton Factory さん

この曲は、Gotton Factoryさんが、以前作られた作品だと言うことですが、とても優しく快いメロディーです。

Gotton Factoryさんの記事です↓
http://blog.so-net.ne.jp/gottonfactory/2005-10-21

 

この Gotton Factoryさんの曲には、一足早く ナナさんが作詞をされています。
『おやすみ』という、とても優しくて、心地良い子守唄です。
  ↓ナナさんの記事です。
http://blog.livedoor.jp/runtom_dai/archives/50136558.html

この記事には、ナナさんの素敵な千切り絵の作品も、掲載されています。

 

前回の、コスモスの記事に頂いたコメントを拝見して、コスモスに対して「頼りなく、儚げな」イメージをお持ちの方が多いことを知りました。

しかし、それは僕にはちょっと意外なことでした。

コスモスは、見かけは華奢ですが、あのやせっぽちな細い茎は、強い風に揺られても、たやすく倒れることもなく、風を受け流して立っています。

僕には、その姿がとても強そうに思えます。
どんなに強い風が吹き付けても、コスモスはその風を楽しんで、はしゃいでいるようにさえ見えるのです。

僕は、そんな強いイメージの、そして優しいコスモスが、とても好きです。

 


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黄昏の海へ [コラボ]

 beerさん発 TB企画 vol.4
  http://blog.so-net.ne.jp/beer/2005-08-05

『「僕の撮った写真に詩を付けてvol.4」
  お題の写真は今回は豪華3本立て!!
  どの写真に詩を付けて頂いても結構です。』
ということなので、一番気に入った、三枚目の写真で、参加させて頂きます。

                  

                  Photo by beer

         地下鉄に乗って旅に出よう
         何処まででもいい行けるとこまで
     
         待ち合わせしたその場所から
         僕らの旅は始まっている

         二人の One Day Adventure
         一日限りの冒険旅行
     
         私鉄を乗り継ぎ 海に着いたら
         夕陽に向かって走り出そうよ

         君は素敵な Treasure Hunter
         虹の秘宝を探しに行こう

     
         いつかは君と二人きり
         波濤を超えて旅立てる
     
         黄昏までの Adventure
         門限までには送って行くよ

                                                       PHOTO  by  albireo

 beerさんへ

いつも、素敵な写真をありがとうございます!

この階段が、地下鉄の入り口ではないことは、実は最初から分っていました。
撮った本人には無理かも知れませんが、そういうイメージで見て下さい。

海の写真は、鎌倉ですが、冬に撮った写真です。
これも、夏のイメージで見てやって下さいね。


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夏の歌 [コラボ]

 「たまには、短歌などを愛でてみようかと思いつつ」
 という、
ブタゴリラ さん の『言葉綴りトラバ企画』
 「好きな短歌をご紹介下さってもいいですよ」
 と、仰って下さったので、参加させて頂きます。

 向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ

                                   前田 夕暮

僕は、前田夕暮の歌を多くは知りません。
けれど、真夏の太陽の下に咲くヒマワリを見ると、必ずこの歌が心に浮かびます。

 

夏山の風のさびしさ百合の花さがしてのぼる前にうしろに

                                若山 牧水

若山牧水は、近代の歌人の中で、僕が最も好きな歌人です。
この歌は、決して有名な歌でも、名歌と呼ばれる歌でもありません。
けれど、ユリの花が好きな僕は、ずっと昔、この歌と同じように、ヤマユリを探して山道を歩いた事があります。
そんな記憶と重なる歌です。


上の写真は、ヒマワリもヤマユリも、どちらも二年ほど前に撮ったものですが、撮るときに、それぞれの歌を思い浮かべていた記憶があります。

 

 

 最後に、やっと一つだけ作った、僕の短歌?を・・・。

過ぎ去りし 遠い記憶の幼き日 花火の如く束の間の夏

始まる前は、長く思えた夏休みも、終わる頃になるといつも、とても短く感じたものでした。
八月の末になっても、手付かずのままの宿題は、まだ残っていましたし・・・。


 


社会見学 [コラボ]

 「Gotton Factoryさんの、童謡に歌詞を付けて下さい
 第2弾に、参加ししています。

既に、Gottonさんのお子さんが、『社会見学』という歌詞を作詩されています。
そこで、僕は2番の歌詞を作ると、言ってしまったのですが、初めから作るより、かえって難しいことに後から気が付きました。
最初に参加されたナナさんへのコメントに、そのことを書くと、
「2番の件、無かったことにしてみたらいかがでしょう?(笑)
多分、Gottonさんも笑って許してくれるのではないでしょうか?」
と、言われました。
更に、Gottonさんからも
「笑って許しま~す(笑)
2番の件なかったことにしてくださ~い。
遠足でなくってもいいとさえ思っていますので…。」と・・・。
ところが、これを読んで笑っていたら・・・。
なんとなく2番の歌詞が、出来てしまいました。

ナナさんの歌詞は、こちらです→『明日は遠足

 

 

            社会見学

       バスに揺られて   社会見学
       浄水場を見てくるぞ
       バスに揺られて   社会見学
       ゴミ処理施設も見てくるぞ

       何があるかな  ランラランララララー
       いろんなものを見てくるぞ          

       バスに揺られて  社会見学
       いっぱい分かって  楽しいなあ
           (Gottonさんの子供さん作詩分)


       バスが着いたよ  ワクワクするね
       浄水場を見学だ
       きれいな水が 出来るまでには
       大変なんだね いろいろと

       水は大切 ランラランララララー
       初めてわかった 気がするぞ

       バスに揺られて   社会見学
       いっぱい分かって   愉快だなあ

 

       バスは走るよ    社会見学
       ゴミ処理施設に さあ着いた
       資源になるゴミ  燃やすゴミ
       ゴミにも種類が あるんだね

       お家に帰って ランラランララララー
       みんなに話して あげなくちゃ

       バスに揺られて  社会見学
       いっぱい分かって  うれしいなあ  
   

          ← クリックすると、曲が聞けます。               

                                                                    

 

              左の建物は、僕の住んでいる市のゴミ処理施設です。

 

Gottonさん、ごめんなさい、3番までになっちゃいました。
ちょっと長すぎますね・・・。
MEIKOちゃんに歌ってもらう場合は、2番か3番の
どちらかを、端折って下さい。
どちらを選ぶかの権限は、1番を作詩された、子供さんに委ねます。

 

以前の『かたつむり』の歌には、Gotton Factoryさんが、
YAMAHAの音楽ソフトVOCALOIDを使って、歌を付けてくれています。
歌っているのは、VOCALOIDのバーチャル・シンガー、MEIKOちゃんです。
こちらです→『かたつむりの歌

no-chaserさん、ナナさん、mippimamaさん、muiz★mamaさん、そして僕の歌詞が、歌になっています。

 


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夢の国のアリス [コラボ]

beerさんの
『え〜とネタは沢山あるのですが、
 トラバ企画「
僕の撮った写真に詩を付けてvol.3」 』 です。

   今回も、参加させて頂きました。

    

                                                               photo by beer


              夢の国のアリス

       あたしは アリス 夢の国の少女

       今 目の前を白い兎が走り抜けたわ

       でも あたしはここから動かない

       そうよ トランプの兵隊が来たって

       あたしは 平気 何処へも行かないわ

       あなたは まるで チェシャ猫のよう

       現れては 消える ニヤニヤ笑いで

       心を 見透かした つもりでいるの?

       だめよ 決して 騙されないわ
               
       そうね いつかは ここを 出て行く

       けれどもそれは 自分自身で決めること

       あなたの 甘い言葉になんて

       あたしは 絶対 惑わされない

       あたしは アリス お伽の国の少女

   

   

                                                      PHOTO  by  albireo

beerさんの写真は、上から見下ろしていたので、
僕の写真は、下から見上げたものにしました。
それだけで、あまり意味はありませんが、
古い洋風建築の、吹き抜けのドームです。
色調は、beerさんの写真に合わせて調整しました。

 今回は、難しかったです。・・・で、こんなのになりました。

     *チェシャ猫は、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」に登場する、
       姿が消えたり現れたりする、おかしな猫です。


かたつむりの詩 [コラボ]

庭のハランの大きな葉の裏に、小さなカタツムリがいました。
写真を撮って、ブログの記事にしようと思っている時に、
GottonFactoryさんが作られた、「かたつむりの歌」という曲に出会いました。
http://blog.so-net.ne.jp/gottonfactory/2005-06-15

GottonFactoryさんは、ナナさんの妹さんのアンパンさんが作られた、
「かたつむり」の消しハン(しかも、ジフアニメ)に、触発されてこの曲を
作られたのだそうです。そして、「まだ歌詞がないので」と、歌詞募集を
されていました。

     ↓この絵をクリックすると『かたつむり』の曲が聴けます。
        とても優しい気持ちになれる曲です。
        *お仕事中の方はご注意!!すぐに、曲が聞こえてきます。

     

追記
GottonFactoryさんが、VOCALOIDで歌を入れてくれました。
こちら↓で、聞くことが出来ます。
 http://kgotton.hp.infoseek.co.jp/bgm/katatumuri/katatumuri-olei.htm

 

         ↓この『消しハン』の「かたつむり」は、アンパンさんの作品です。
            ナナさんのブログから、お借りして来ました。
                    アニメの画像をクリックすると、この「かたつむり」の消しハンが
           掲載された、ナナさんの記事『あめあめふれふれ』へリンクします。

        

           

               かたつむり かたつむり      
               ゆっくり 歩こう

               かたつむり かたつむり
               しあわせ さがして

               どんより曇った お空の下
               だけど元気さ 雨降り大好き

               かたつむり かたつむり
               遠くへ 行こうよ

               かたつむり かたつむり
               お家を 背負って

 

               かたつむり かたつむり
               どこまでも 行こう

               かたつむり かたつむり
               あこがれ たずねて

               夜になっても 心配ないよ
               だっていつでも お家と一緒

               かたつむり かたつむり
               あじさいの 陰で

               かたつむり かたつむり
               ゆっくり お休み

 

      ・・・と言うわけで、上の歌詞で参加させて頂きました。

                            

       今年は、まだ色の綺麗な紫陽花に出会えていません・・・。

       そこで、せめてもと 色の変わるジフアニメを作って見ました。

 


優しい雨の中で [コラボ]

  beerさんのトラバ企画2発目!!
「僕の撮った写真に詩を付けてvol.2」に参加しています。

                

                 Photo by beer 

    

       静かに降り続く雨に

       悲しみを洗い流そう

       過ぎ去った日々の記憶は

       いつまでも消えないけれど

       大丈夫 失敗しても

       微笑みを忘れなければ

       何度でもやり直せる

       俯く日があってもいい

       泣いたって構わないよ

       そんな日は優しい雨が

       涙を隠してくれるから

       真っ直ぐに歩いて行けば

       きっといつか雨は止んで

       晴れる日がやって来る

                                                                PHOTO  by  albireo

本当は、雨に濡れた紫陽花を撮りたかったのですが、今年はまだ綺麗な紫陽花に出会えていません。
これは、数年前に撮ったガクアジサイです。

beerさんの写真を見ていたら、何故か頭の中に「シェルブールの雨傘」が聞こえて来て、耳から離れなくなってしまいました。
でも「シェルブールの雨傘」は、結構古い映画なので、知らない人の方が多いかも知れませんね・・・。

beer さんへ。
すみません。長い詩になってしまいました。


掌の記憶 <ヤツデ> [コラボ]

先日の『卯の花』の記事へのコメントに、 満月堂さんから 「久しぶりに物語を書いて記事にアップしたのですが「ヤツデ」などを取り上げるご予定はありませんか…?」と、リクエストを頂きました。

早速、記事を拝見すると、この物語は大変面白い作品でした。
満月堂さんの記事↓
『西瓜』http://blog.so-net.ne.jp/f-moon/2005-05-26-2

ところが、僕は残念ながら、まだカッパに出会ったことがありませんし、ヤツデの花も秋にならないと咲きません。
でも僕にとっても、ヤツデは幼い頃の懐かしい植物なのです。
そこで、僕は自分の遠い記憶を辿って見ることにしました。

      

 僕がまだ、四・五歳の時。その頃住んでいた東京の借家の庭に、八ツ手の木が植えられていた。
 秋になると、八ツ手の花を目当てに、小さなハチが飛んで来る。僕は、そのハチを、素手で捕まえるのが好きだった。
 けれど、本当はそれはハチではなく、ハナアブだった。その頃はまだ小さくて、こういう形の虫はみんなハチだと思っていたし、周りの大人たちも、ハチとアブの区別なんて気にも留めなかったのだろう。だから、近所のおばさんたちは、
 「危ないよ。刺されちゃうよ」と、真顔で心配してくれた。
 そんな時僕は、恐らくはこれ以上はないほどの、あどけない笑顔を見せて答えたに違いない。
 「大丈夫だよ。このハチね、刺さないの。ほら・・・」そう言って、小さな掌を広げる。
 するとハナアブは、大急ぎで指の隙間をすり抜け、鋭い羽音を残して飛び去って行く。
 その時の、ハナアブの振動する羽の感触は、いまも確かに僕の掌が記憶している。

      

ヤツデは常緑樹で、一年中緑の葉を保ちます。
葉の切れ込みは7つから9つです。
11月ごろ、球形の花を付けます。

      

ヤツデの実は、丁度この時期 4月から5月ごろに熟します。

                                 ウコギ科 ヤツデ属

 

      

ヤツデの葉を見ると、もう一つ思い出すものがあります。

それは、天狗の葉団扇。
実際、ヤツデは別名『テングノハウチワ(天狗の葉団扇)』とも呼ばれます。

写真は、京都 鞍馬寺のお守り。天狗の葉団扇と遮那王(義経)の小太刀です。

 


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