秋の陽射しの中で ~アオスジアゲハ~ [昆虫]
アオスジアゲハ 鱗翅目 アゲハチョウ科
久し振りのアオスジアゲハです。
チョウの仲間の昆虫のなかで、僕が最も好きなアオスジアゲハですが、今年はなかなか写真を撮る機会に恵まれず、十月も半ば近くになって、漸くカメラを持っている時に出会うことが出来ました。
ミンミンゼミとツクツクボウシ ~セミの羽化~ [昆虫]
ミンミンゼミ 半翅目 セミ科
前々回の記事には、ミンミンゼミの羽化の過程の一部を、掲載しましたが、成虫の写真を載せなかった為、些か分かり難い面もあったように思います。
ただ、ここ暫くセミの成虫の写真が、殆ど撮れていませんので、2007年の8月に撮ったものをここに載せておくことにします。
この後に、前々回の記事で予告した、ミンミンゼミの羽化の様子のもう一例を紹介します。
透き通った翅 ~ミンミンゼミの羽化~ [昆虫]
ミンミンゼミ 半翅目 セミ科
8月7日(土)
午前中は色々と用事があって出掛けていた為、午後も遅くになって、買い物に出掛けました。
その際、何時ものカルガモのいる池のある公園を通って行くと、公園の外れの藪に、カラスウリの蕾を見付けました。
そこで、夜8時半過ぎになってから、カラスウリの花を撮る為に、夜の公園へと出掛けて行きました。
でも、今回の記事は「カラスウリ」ではなく、その折りに公園で見掛けた、セミの羽化の様子です。
漸く、写真を撮る時間を、何とか作り出せたものの、加工をしたり、文章を打ち込む為の時間が取れず、今頃のアップとなりました…。
ヒメスズメバチ [昆虫]
ヒメスズメバチは、スズメバチの仲間では、オオスズメバチに次いで、大型のハチです。
ヒメスズメバチの体長は、個体差はありますが、小さいもので24mm~25mm位、大きいものでは35mm~37mm位とされています。
これは、働き蜂の体長が最大のもので40mmほどとされるオオスズメバチに次ぐ大きさとなります。
実は、今回の記事の写真を撮ったのは、丁度一箇月前の、9月26日のことでしたが、前の記事にアブのことを書いたので、今回はちょっと前の写真ですが、ハチを載せることにしました。
青い翅の蝶 [昆虫]
吹きわたって行く風
野に満ちて行く光
さざめき揺れる花々
異界から訪れた
精霊のような蝶は
目映くきらめきながら
軽やかに舞い戯れ
やがて大気に溶けるように
青く澄んだ空へと還る
南から来た蝶 [昆虫]
ガラニティカ・セージの青い花に、蜜を求めて訪れた黒い蝶は、ナガサキアゲハです。
本来は、インドから東南アジアに掛けて分布する、熱帯地方の蝶でした。
日本は、その分布の北限とされていますが、嘗ては殆ど九州地方だけで見られたチョウで、「ナガサキアゲハ」の名前の由来もそこにあります。
それでも、稀には近畿地方で見られることもあったそうですが、それ以上北での生息は長い間確認されていなかったようです。
ところが、近年急速に進展し始めたと思われる地球温暖化のせいでしょうか。関東地方でも、時折見掛けるようになって来ました。
僕の住む千葉県北部でも、まだツマグロヒョウモンほど頻繁にではありませんが、一昨年の10月に見て以来、昨年の5月、そして今年2009年9月26日と、毎年見掛けるようになりました。
因みに、この写真のナガサキアゲハは、雄の個体ですが、これまでに見たものはすべて雄で、僕はまだ雌の個体を見たことはありません。
このような黒い翅のアゲハチョウには、クロアゲハやカラスアゲハ等がいますが、他のアゲハ類と異なり、尾状突起(びじょうとっき)が見られないことがナガサキアゲハの目立った特徴の一つです。
尤も、尾状突起のある個体も、稀には見られるようで、そのあたりが見分け方の難しい所ではありますが…。
暗闇の妖精-昆虫編 <アブラゼミの羽化> [昆虫]
前の『カラスウリ』 の記事に、『暗闇の妖精』というタイトルを付けましたが、僕にとっては、夏の夜だけに出会える、もう一つの妖精がいます。
それは、羽化したてのセミです。
↑ 上の写真は、7月20日の夜に撮ったアブラゼミですが、既に11時を過ぎていたため、羽の色もかなり濃くなって来ていました。
その後は、なかなか羽化しようとするセミを見る機会がありませんでしたが、8月1日の夜、漸くアブラゼミの羽化の様子を見ることができました。
その際に撮ったのが、以下の写真です。
数年振りで、アブラゼミの羽化のほぼ全過程を記録することが出来ました。
写真は、全15枚となりますが、宜しければ、どうぞご覧下さい。