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我が憧れの阿修羅 -2- [仏像]

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 阿修羅のいる興福寺は、和銅3年(710年)に都が藤原京から平城京に遷都した後に、現在地に建立された仏教寺院です。
 建立の発願者は、藤原不比等ですが、本尊の釈迦三尊像は、不比等の父である藤原鎌足の念持仏であったと伝えられています。

 また、この釈迦三尊は、近江の大津京では山階寺(やましなでら)に、藤原京では厩坂寺(うまやさかでら)に、それぞれ本尊として祀られていたと言います。
 その為、興福寺の起源は669年創建の山階寺にあるとされており、興福寺には「山階寺」の別称があるそうです。

 

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我が憧れの阿修羅 -1- [仏像]

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 このブログのオリジナルのカテゴリーには、以前から『仏像』の項目を立ててありました。

 僕は、全般的にどの仏像も好きですが、中でも取り分けて心惹かれる仏像が、奈良・興福寺の『阿修羅像』です。
 そこで、何時か『阿修羅』のことを記事にしたいと思い『仏像』のカテゴリーを作って置いたのですが、なかなか思うような記事を書けず、ずっとそのままになっていました。

 しかし、この春。五十数年ぶりに、興福寺の『阿修羅像』が、東京へやって来てくれることになったことを機に、今度こそ阿修羅の記事を書いてみることにしました。

*尚、今回の記事の写真は、一枚目の「阿修羅展」のポスターを除いて、ここ7~8年程の間に、奈良・興福寺の周辺、及び東大寺の周辺で撮ったものです。

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