花びらの翼

　　青く澄んだ空に向かって

　　白い木蓮は 枝を広げる

　　折りからの 春の嵐が

　　花びらを 揺らすと

　　花たちは 白い鳥になって

　　一斉に 大空に羽ばたく

　冒頭の写真の下に載せた拙い詩は、ブログを始めた、2005年３月。初めてハクモクレンの記事を書いた時に、写真に添えた詩です。

　その記事のハクモクレンの写真は、So-netブログの古くからの仲間で、今はもう２年近くブログを休止中のナナさんから、モクレンの写真のリクエストを頂いて撮って来たものだったことを今も覚えています。

　写真を撮っている時、その白い花が木に止まっている沢山の白い鳥に思えて、「花びらの翼」というタイトルを思い付きました。

 　それから、何度も同じ「花びらの翼」のタイトルで、ハクモクレンの記事を書きましたが、他にも「鳥のようだ」と言う人がおられるようなので、誰かそんな表現をしている人はいないのだろうかと、ふと気になったので、Googleで検索をして見ました。

　でも「花びらの翼」のキーワードでは、2010年と2006年に僕が書いた記事が引っ掛かって来ただけだったので、安心して今回も同じタイトルにしてしまいました。

　　青く澄んだ空に向かい

　　小さな翼を広げて

　　飛び立つことを夢見る

　　白い花びらたち

　　憧れはあまりにも遠く

　　あの空は遥かに青い

　　届かない夢へと

　　憧れていたあの頃

　　決して諦めはしないと

　　胸に誓った日々

　　けれど願いは遠く

　　見果てぬ夢の彼方へ

 　　眩い空へと旅立つ

　　それは祈りにも似た

　　遥かに遠い憧れ

　　例え届かない夢でも

　　いつの日か羽ばたいて行く

　　白い花びらの翼

　モクレン（木蓮）は、モクレン科モクレン属の中国原産の植物ですが、本来のモクレンは紫色の花を付ける種類を指し、シモクレン（紫木蓮）とも呼ばれます。

　この記事の花も同じ仲間で、時に「モクレン」と呼ばれることもありますが、正確には「ハクモクレン（白木蓮）」と呼ぶべき植物です。

　本来の紫色の「モクレン」 の木が、3～5m程の樹高であるのに対して、ハクモクレンは10～15m程の高さにも達する、大型の種類です。

　そのせいもあって、木を見上げた時、青空に向かって一斉に羽ばたこうとしている白い鳥に見えたのかも知れません。

　この白い花は、真っ青な空を背景に撮りたいといつも思います。
　しかし、家の近くの公園の傍らに咲き始めた頃には、急に天気が悪くなってしまいました。
　ちょっと、残念に思っていたのですが、数日後に満開になり始めた頃、天気が良くなって、綺麗な青空を背景に撮ることが出来ました。

タグ：ハクモクレン

コメント 6

梅にウグイスならぬメジロは可愛いですね。
白モクレンも満開でジャガイモ植えの目安にしてる木なんです。
by 旅爺さん (2014-03-29 10:03) 

紫の花はみたことがありません
見てみたいな～

by (。・_・。)２ｋ (2014-03-29 11:31) 

青い空が似合いますね。
花びらが開き始める前の様子は、たくさんの白いロウソクを立てた燭台に見えませんか？
少なくともそういうふうに撮りたいといつも思う木です＾＾
by ぜふ (2014-03-29 22:50) 

ブログでメジロを見るまでは、これがウグイスと思ってました(笑)
うちの近くでも鳴き声はよく聞きますが、なかなか姿を現さないもので(^^;)
by barbie (2014-03-29 23:00) 

白木蓮、大好きな花です。
春の日差しの輝きと温もりを包むように、羽根に蓄えて枝に止まる鳥達のようですね。
とてもステキな写真と詩だと思いますす。(*^_^*)
by bun-ta (2014-03-30 07:38) 

私もハクモクレンを見ると、たくさんの白い鳥を連想します＾＾。
by sakamono (2014-03-30 16:30)