梅の花とメジロ [野鳥]
メジロが、蜜を求めて梅の花を訪れてくれました。
梅の花の受粉は、原則として「昆虫」ではなく、「鳥」に委ねられています。
ですから、梅は受粉の形態として「鳥媒花」に分類される植物です。
昨年は、主にヒヨドリがよく来ていましたが、今年はメジロの方が多く来ました。
梅の花の蜜を求めてやってくるのは、勿論小鳥だけではなく、昆虫もいます。
でも、この時期は活動している昆虫自体が少なく、主にやって来るのはハチやアブの仲間たちです。
かなり以前ですが、「春の夢」のタイトルで、『胡蝶』と言う能の物語の記事を書いたことがあります。
旅の僧侶の前に、美しい娘の姿をした蝶の精霊が現れて、早春に咲く梅の花と、出会う機会が無いことを嘆き、仏の功徳に依ってその願いを叶えるという、幻想的な物語です。
確かに、早春に咲く梅の花の時期には、蝶を見掛けることは殆どありません。遠い昔の人たちも、そうしたことをよく理解していて、そんな物語を作ったのかも知れません。
同時に、小鳥たちにとっても、この時期は、木や草の実、昆虫の幼虫である青虫など、餌となるものが少ない為、梅の花の蜜は、重要なエネルギー源となるのだと思われます。
梅の花に係わる記事が、桜の記事よりも後になってしまいましたが、家の庭の梅の開花は、世間の梅よりも遅く、更に梅の花自体が、桜の花のようには一斉に咲かない為、まだ僅かに綺麗な花も残っています。
でも、もうメジロも来なくなったようなので、この辺で撮り貯めたメジロの写真を載せた記事を書くことにしました。
この記事の写真は、どれも家の台所の窓から撮ったものです。
窓を開けると、メジロは人の気配を感じるのでしょうか、忽ち飛び去ってしまうので、殆どがガラス越しに撮った写真です。
更に、窓が東に向いている為、午前中は逆光になってしまいます。
Photoshopを使って、補正はしましたが、些か暗い画像が多いかも知れません。
でも、蜜を舐める時の、かなりアクロバティックで、面白い姿が捉えられたと思いますので、宜しければご覧下さい。
メジロは、一羽で来ることもありましたし、5・6羽で来ることもありましたが、番(つがい)と思われる2羽で来ていることが多かったように思います。
でも、蜜を舐める時は、当然別々なので、2羽を同時に撮れたのは、僅かにこのショットと連続した数枚だけでした。
尚、梅の花を訪れた、ハチとアブの写真については、多分次回以降の記事に、載せるつもりです。
梅の蜜、おいしいのでしょうね〜^^
by ゴーパ1号 (2014-03-30 15:18)
梅や桜の花に、メジロが来ているを見たコトがあります。
メジロは花の蜜が主食なのかな^^??
by sakamono (2014-03-30 16:36)
わたしは梅の木に餌台を付けメジロにみかんやジュースをあげていましたが、梅が咲くと梅に嘴を突っ込んでいるのをみましたが、写真には撮れませんでした。
見事に撮れていますね!
by 斗夢 (2014-03-30 19:56)
メジロと梅 よく似あいますね!
メジロをこんなにアップで観たことなかったです^^
by あやこ (2014-03-30 20:10)
ガラス越しとは思えないですね。
というより、屋内からメジロを観察できるというのがいいなぁ^^
by ぜふ (2014-03-30 23:19)
こんにちは^^
目白が可愛いですね~ チョコマカトした動きが感じられる色んな姿のお写真 素敵です。
それと光が当たった羽も面白く且つ綺麗^^
by mimimomo (2014-03-31 11:39)
蜜を吸う姿はどっれも可愛いですが
特にアクロバティックな姿がいいですね。
こんな姿で美味しい蜜を味わえるなんて大したものですね。
by きまじめさん (2014-04-01 15:05)