小さな青い蝶と小さな白い花 [昆虫]
ルリシジミ 瑠璃小灰蝶 鱗翅目 シジミチョウ科
ニワナナカマドの花が咲き始めると、青い翅の可愛い蝶が訪れます。
ルリシジミです。
ニワナナカマドの葉に止まっていますが、ルリシジミのお目当ては、この葉ではなく、ニワナナカマドのまだ青くて小さな蕾です。
この蝶は、産卵にやって来た、メスのルリシジミです。
ルリシジミの幼虫は、バラ科の植物の蕾を食べて育つと言うことです。
こうやって、蕾の上に小さな卵を産み付けて行きます。
些か無理矢理ですが、卵を拡大して撮って見ました。
白い小さな粒が、ルリシジミの卵です。
1cmまで接近して撮れると言うことで買った、PENTAX のコンパクトデジカメで撮った写真を、pixel等倍で、トリミングして見ました。
この時点での蕾の直径は、1.5mm~2mm弱程度です。
それと見比べると分かると思いますが、ルリシジミの卵は、1mmにも満たない小さな卵です。
卵から孵った幼虫は、蕾を食べて育つのだそうですが、注意して観察して見ても、蕾を食べている幼虫の姿を、見たことはありません…
冒頭から6枚目までの写真を撮った翌日。
また、ルリシジミが来てくれました。
前日とは、翅の色合いが違うので、別の個体のようです。
翅の裏面の斑紋の様子を、「原色蝶類検索図鑑」の写真と見比べて見て、ルリシジミと同定しましたが、もし違っているようでしたら、どなたかご指摘頂けましたら、嬉しく思います。
この小さなつばさを広げたら
何処まで飛んで行けるのだろう
遠い空の色よりも深い瑠璃色の
優しいつばさを羽ばたかせて
小さな蝶は飛び立って行く
果てしなく青い空に融けて行くように
瑠璃色のつばさを羽ばたかせて
ニワナナカマドも、少しづつ咲き始めていますが、未だ気に入った写真が撮れていません。
もう少し、沢山撮ってから、ニワナナカマドの記事を書くことにします。
参考図書
ルリシジミも女の子ですね、と前記事にコメントし忘れたと思ってたら、男の子も登場ですね♪
樹上をヒラヒラ飛ぶので撮影むずかしいですが、この子たちはいい子ですね^^
しかも卵の写真も。 生長を観察したくなります^^
by ぜふ (2013-06-07 06:55)
おはようございます^^
先日ルリシジミに出会いましたが、止まってくれず写せませんでした。
綺麗に写していらっしゃいますね~ 羽の色もバッチリ!(^-^
by mimimomo (2013-06-07 08:54)
タマゴ すごいですね!
ひっそりついてるのが かわいいな〜
by ねこじたん (2013-06-07 10:28)
卵を産み付けるのは、かたいつぼみをねらってなのでしょうか。
幼虫にならないうちに花開いてしまったらどうなるのだろうなどと
バカなことを考えてしまいました。
小さな小さな卵なのですね。
by きまじめさん (2013-06-07 22:30)
幼虫が食べるのは葉ばかりだと思っていましたが、ツボミを食べるヤツも
いるんですね。タマゴ、小さいですねぇ~。
by sakamono (2013-06-08 15:40)
ルリシジミの光を受けた翅の青さは、宝石のようですね。
初めて見た時あまりの美しさに思わず路地を入って追いかけたことがあります。
シジミチョウの卵は種類によって皆形が違ってて、面白いですよ。
(北海道の昆虫観察されている方のブログで拝見しました。)
私事ですが、
練馬のインターネットラジオの番組で曲を紹介してもらえることになりました。
インターネットなので、パソコン、スマホでどこででも聴けるようです。
6月16日15時からの番組ですが、観方や詳細はブログで紹介しています。
お時間が合いましたら是非聴いてみて下さいね。
by ichii (2013-06-14 19:15)