白い花の咲く頃に~ニワナナカマド~ [花]
様々な花が、今年はいつもより早く咲き始めているような気がしますが、ニワナナカマドも例外ではなく、昨年よりも十日ほど早い開花となりました。
この花が咲き始めるのは、いつでも入梅の頃のことです。
今年の梅雨入りの宣言は、例年になく早かったのですが、その割には雨も降らず、本当に梅雨入りしたのかどうか、些か疑問に感じないでもありませんでした。
でも、先月の梅雨入り宣言の後、すぐにニワナナカマドが咲き始めたので、確かに梅雨入りしたのかも知れないと、そう思い直しました。
移ろって行く季節を
惜しむのでもなく
待ち侘びるのでもなく
ただゆったりと
流れてい行く時間に
その身を委ねながら
白い花をそっと揺らして
吹き抜けて行く風を
心の中に感じながら
静かに生きて行きたい
以前の記事にも書きましたが、この花の匂いは、あまり良くありません…
でも、色々な種類の虫たちが訪れて来ます。
前回の記事の、ルリシジミは勿論のこと、小さなアブやハエの仲間(もしかすると、その良くない匂いで、ハエの仲間を引き寄せているのかも知れませんが…)
その他にも…
ハナアブの仲間。
これは、多分アシブトハナアブ(脚太花虻)だと思います。
そして、コアオハナムグリ(小青花潜)。
コガネムシ科のこの昆虫は、花粉を食べに来るようです。
その他にも、セイヨウミツバチやハナバチの仲間もやって来ましたし、アオスジアゲハを見掛けたこともあります。
尤も、アオスジアゲハが来た時には、残念ながらカメラを持っていませんでしたし、かなり翅も傷んでしまっている個体でした・・・
今年も、清楚な白い花を咲かせてくれたニワナナカマドには、まだ幾つかの青い蕾の花穂が残っていますので、もう暫くは、この白い花を見ていることが出来そうです。
時折、未知の方からのコメントで、ニワナナカマドの紅葉の有無と、果実についての質問を頂くことがあります。それは、恐らくはこの花の持つ、「ナナカマド」という名のせいなのだと思います。
でも、残念ですが、ニワナナカマドは、紅葉はしませんし、美しい果実を実らせることもありません。
種類としては、同じバラ科ではありますが、ナナカマドがナナカマド属であるのに対して、ニワナナカマドはホザキナナカマド属で、然程の近縁種という訳でもありません。
過去の記事にも、何度か書いてはいますが、誤解の無いように、改めて書いて置く事にします。
何だか、落ち着かない状況のまま、前回の更新から、一週間以上が過ぎてしまいました。
取り敢えず写真だけは、色々と撮ってはいますので、月が変わらない内に、幾つかの記事を書きたいと思っています。
おはようございます^^
今年もalbieroさんのお写真の美しいニワナナカマドを目にすることが出来ました^^
嬉しいですね~このお花をこうして見せていただくと何だか自分までがちょっと品がよくなるような、そんな錯覚さえ起こさせてくれるお花です。
by mimimomo (2013-06-18 06:16)
昆虫が好みそうな花ですね。
半開きのが見当たらないということは、真ん丸い蕾からぽんと咲くんでしょうかね?^^
逆にこの花の開花で入梅を判断しては?と思ってしまいました^^;
by ぜふ (2013-06-18 06:39)
かわいい花ですね♪
季節があるから いろんなお花が楽しめます
このお花は 漢字のほうが読みやすいな~
by ねこじたん (2013-06-18 09:33)
可憐な花ですね。
by gillman (2013-06-18 12:48)
「先月の梅雨入り宣言の後、すぐにニワナナカマドが咲き始めたので、
確かに梅雨入りしたのかも知れない」という事ですが、
植物ってホント季節を感じることに正直なのですね。
by きまじめさん (2013-06-19 23:32)
この花を見ると、薄荷のようなスーッとした気分になります^^。
by sakamono (2013-06-22 16:18)