ハンテンボク [花]
ユリノキ 百合の木 モクレン科 ユリノキ属
半纏木(ハンテンボク)は、ユリノキの別名です。
葉の形が、衣服の半纏(はんてん)に、似ているところからの命名だそうです。
同様に葉の形からの連想により、ヤッコダコノキ、グンバイノキ、等とも呼ばれるそうです。
また、英語名のチューリップツリーの名で呼ばれることもあります。
ユリノキは、街路樹として見掛けることが良くありますが、街路樹の性格上、低い枝は払われてしまっている為、花の写真を撮ろうとしても、下から見上げた姿しか取れない場合が多いと思います。
でも、僕がよく写真を撮りに行く、上野のトーハク(東京国立博物館)のユリノキは、自由に枝を伸ばしているような状態であるため、花の付き方によっては、ほぼ真横からに近いアングルで撮れることもあります。
トーハクは、別名を「ユリノキの博物館」とも、呼ばれているそうですが、その名の通りの、立派な巨木には、今年も沢山の花が咲いていました。
写真を撮りに行ったのは、5月10日の午後でしたが、それは西美(国立西洋美術館)で、「ラファエロ展」を観た後のことでした。
でも、実際のところは、ユリノキの花を撮るためと、ラファエロ展を観るためと、どちらがメインで出掛けていったのかは、自分でもよく分かりません。
漸く観に行くことが出来た、上野の西美(国立西洋美術館)での、「ラファエロ展」ですが、あまり時間の余裕はありませんでした。
その為、かなり急ぎ足で回って来ましたが、この慈しみに満ちた美しい聖母像の前にだけは、暫し立ち止まって鑑賞して来ました。
西美へ行くと、あまり時間に余裕がない時でも、常設展示室のこの子にだけは、会いに行きたくなってしまいます。
19世紀のイギリスの画家、ジョン・エヴァレット・ミレーの「あひるの子」です。
西美でも、常設展示の館蔵品は、原則として写真撮影は許可して貰えます。(フラッシュは不可)
尤も、今回はそんな余裕はなかったので、この写真は昨年撮影したものです。
これも、上野へ行った目的のひとつ、西美の前庭の芝生に群生するマツバウンランです。
トーハクの木はユリノキだったんですね。
(もちろん別名も知りませんでしたが、なるほどですね)
マツバウンランの名所であるというのは意外でしたが、都内にもそういう意外な名所がたくさんあるのでしょうね。
by ぜふ (2013-05-12 23:24)
おはようございます^^
なるほど。ここのユリノキは立派ですね。我家のある隣のJRの駅傍には
ユリノキ通りと言う、ユリノキが植わった通りがありますが、やはり枝が払われていますし、我家の近くの公園もそうです(__;
今年は無理かもしれないけれど、そのうち行ける時に行きます。
by mimimomo (2013-05-13 08:44)
もう咲いていますか!
わたしが見に行くところは背の高い大木で上の方に花が咲きますから、上の写真のように見ることができません。
貴重な写真を見せていただき有難うございました。
by 斗夢 (2013-05-13 14:43)
ユリノキですが、別名を半纏木やチュ-リップツリーというのは
形から覚えられるので、物覚えの悪い私でも印象に残る名称です。
by きまじめさん (2013-05-13 23:30)