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秋の昆虫たち [昆虫]

アキアカネ-2.jpg

 九月頃からの昆虫の写真を、整理もつかないまま、ただ保存していましたが、取り敢えず「秋の昆虫たち」と言うことで、纏めて記事にしておこうと思います。 

  最初は、赤とんぼの仲間の「アキアカネ」です。

 

アキアカネ-1.jpg

 これも、アキアカネ。

 今年は会えませんでしたが、近い仲間に「ナツアカネ」という赤とんぼがいます。
 本当は、その「ナツアカネ」の方が、全体的に真っ赤になります。
 「アキアカネ」は、上の写真のように、胴体だけが赤くなり、頭の方までは赤くなりません。
 そして、どちらも赤くなるのはオスだけで、メスはあまり赤くならないようです。

 

ノシメトンボ.jpg

 「ノシメトンボ」もまた、「アカネ」と呼ばれる赤とんぼの仲間ですが、これは殆ど赤くなりません。

 

ナナホシテントウ.jpg 

 赤い虫と言えば、テントウムシもいます。

 テントウムシには、膨大な種類があるそうですが、これは、ナミテントウと並んでよく見掛ける、ナナホシテントウです。

 テントウムシという昆虫は、思いの外人気が高いのでしょうか?

 何故か、僕のブログの過去記事で、今のところ一番アクセス数が多いのが、テントウムシの記事です。

 

ウラナミシジミ-3.jpg

 ウラナミシジミは、「尾状突起(びじょうとっき)」と呼ばれる、可愛い尻尾のようなものが翅についています。
 その尻尾状の突起の前に、目玉模様が付いているのは、小鳥などに食べられそうになった時に、どちらが頭なのか、見分けを付きにくくして、鳥の捕食から逃れ易くする為ではないかという説もあるようです。 

 

ウラナミシジミ-2.jpg


    移ろい行く季節の中

  緩やかな風を感じながら

  ゆっくりと歩いて行こう

  優しい光を掌に受けて

  そっと微笑んでみよう
   

 

ウラナミシジミ-1.jpg

  過ぎて行く時間の中

  もう寒い風に吹かれて

  しっかりと歩いて行こう

  ほんの少し背筋を伸ばして

  高く青い空を見上げて

 

ツマグロヒョウモン♀.jpg

 ツマグロヒョウモン(♀)

 元来は南方系の蝶で、以前は関西以西にのみ生息しているとされ、数年以前は、関東地方では珍しかったツマグロヒョウモンも、何時しか普通の蝶になってしまいました。

 

ツマグロヒョウモン♂.jpg

 ツマグロヒョウモン(♂) 

 嘗ては、地球温暖化の一つの象徴のように言われてもいたのですが、それも何だか忘れ去られてしまったようで、かなり気になるのですが…

 

ベニシジミ-1.jpg

 ベニシジミは、シジミチョウの中では、割合に大き目ですが、とても可愛い蝶です。 

 

ベニシジミ-2.jpg 

 この時期、小さい花を沢山咲かせるセイタカアワダチソウは、チョウたちにとっては恰好のレストランなのかも知れません。 

 

ツユムシ.jpg 

 キリギリスの仲間のツユムシも、セイタカアワダチソウに止まっていました。
 ツユムシが蜜を好むのかどうかは分かりませんが・・・

 因みに、嘗てこのセイタカアワダチソウは、秋の花粉症の原因の一つと思われていましたが、実際にはこの花の花粉は非常に粘度が高く、重いものなので、容易く飛散するようなことはなく、現在は花粉症の元凶とはされていません。

 

ハナアブ.jpg

 ツワブキには、いつも沢山のハナアブの仲間が訪れます。 

 

ローズマリー・ホソヒラタアブ.jpg

 ホソヒラタアブもハナアブの仲間で、ツワブキでよく見掛けますが、今回は鉢植えのローズマリーの花を訪れたところです。 

 

ホソヒラタアブ.jpg

 田圃の脇に咲いた、カントウヨメナに止まるホソヒラタアブ。

 上の写真とは、腹部の模様が違っていますが、この模様には個体による変異が著しいということです。

 カントウヨメナにかぶってしまった草が、些か邪魔なのですが、草を除ければアブが逃げてしまうし、すぐ側の田圃の中には、カエルを呑もうとしているシマヘビがいるし…
 そうっと、これだけ撮るのが精いっぱいでした。

  (実を言うと、そのシマヘビも撮ったのですが、ブログに載せようかどうかと、思案中です・・・)

 

ホシホウジャク-1.jpg

 前々回も載せたホシホウジャク。

 あの後、通りすがりのアペリアの花に来ていたのを見付けて撮りました。 

 

ホシホウジャク-2.jpg

 また、更にこの後に、家のツワブキにも来てくれましたが、手元にカメラがなく、撮れませんでした… 

 

 今日(11月8日)は、「立冬」ということで、そろそろ虫たちの季節も終わりかも知れません。

 尤も、「二十四節気」というものは、古い時代の中国で、ある一定の地域の気象の遷り変わりを観察して決められたものだと言うことで、実質的には日本の気候とは、必ずしも一致しなくても当然かも知れません。
 その上、このところの気象の変化の激しさにも、古代の暦は付いて行けないように思います。
 

 

 


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コメント 8

ゴーパ1号

温かい色合いのお写真ですね。ほっとします^^
by ゴーパ1号 (2011-11-08 22:58) 

(。・_・。)2k

どれも お見事ですね(^^)

by (。・_・。)2k (2011-11-08 23:54) 

さねさし

ほんとにお見事 どれも美しいです 1枚目のホシホウジャクの眼に妙に留まってしまいました
by さねさし (2011-11-09 06:08) 

春分

私は、一つ上げるならウラナミシジミがいいですね。
セイタカアワダチソウへの言及も簡潔にして全く納得。
虫たちは最後の煌めきを見せ、鳥の季節になりますね。
by 春分 (2011-11-09 07:15) 

ねこじたん

一枚一枚素晴らしいのため息です!
テントウムシ 好きですね♪
背中の丸 アートです
by ねこじたん (2011-11-09 08:12) 

mimimomo

おはようございます^^
色々昆虫、さすがalbireoさんですね~どの子も綺麗に写してもらって^^
ベニシジミが一番わたくし好み、ホシホウジャクも面白いです。ホシホウジャクは我家の
ホトトギスの花によく来ますが、大体カメラを持っていないのです(__;
by mimimomo (2011-11-09 08:21) 

sakamono

小さな虫のたちの様子が、実によく分かる写真ですね。すごいです。
ホソヒラタアプ、好きです^^。
by sakamono (2011-11-12 16:43) 

きまじめさん

こちらでホシホウジャクを知りました。
注意してみると、意外と蜂以外の昆虫が飛んでいるのですね。
お写真、みな美しくて素敵です。
by きまじめさん (2011-11-15 23:00) 

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