春への祈り [季節]
もうすぐ四月だというのに、まだ冬のような寒い日々が続いています。
それでも、庭の梅の木に漸く花が咲き始めたのは、地震の起こる数日前のことでした。
何時までも続く寒い日々
冷たい風に吹かれて
歩き出そうとしても
もう春が来ることはないと
凍えそうなそんな思いに
足も竦んでしまう
孤独の中に閉ざされて
哀しみに胸塞がれ
眠れない夜は長く
二度と朝は巡って来ないと
切ない思いが心に
尚も深い闇を運ぶ
けれど何時か夜は明けて
太陽が闇を追い払い
穏やかな朝が来るように
移ろい行く時の向うに
新しい季節は再び巡り来て
きっとまた歩き出せる
眩い春の光の中に
花々は咲いて
鳥たちが訪れ
蘇る生命たちの
詩が聞こえて来る
あの震災から、すでに二十日以上が過ぎましたが、まだ余震は止まず、不安な日々が続いています。
僕の身の回りでも、被災地の方々のご苦労とは比べるべくもありませんが、それでも様々な影響がでて、それらに振り回されている状況です。
未曾有の規模の、地震と津波。更には、原発事故。 苦難の最中に在る方々への慰めや励ましのために相応しい言葉を、僕にはどうしても思い浮かべることが出来ません。
でも、先日のニュースで、自らも被災しながら、避難所の人たちの為に、元気に働いている子供たちの姿を見て、僕はそこに希望のようなものを感じました。
被災してもめげない子供たちへ、僕は心からのエールを送りたいと思います。
けれど、「頑張れ」とは言いません。
もう既に、充分過ぎるほど頑張っている方たちに、これ以上頑張って下さいなどと、僕には到底言う事は出来ません。
どうか、一日も早く穏やかに暮らせる日が来ますように。
そして、亡くなられた方たちのご冥福をお祈り致します。
私は私にできることをやっていこうと思います。
by じゅんぺい (2011-03-30 06:55)
おはようございます^^
ほんとうに今回の地震は規模が大きく驚きの連続で、言葉も無かったです。
しかし兎も角、現実は受け入れなければなりません。
後は前を向いて歩くだけです。
小さいものですが、わたくしも少しでも何かのお役に立てればと
義捐金と節電、頑張ってます。
by mimimomo (2011-03-30 08:00)
子どもたちから、学ぶことが多いですね。
私も「頑張ろう」は使っていません。
by ゴーパ1号 (2011-03-30 08:26)
被災された方々 無我夢中の20日間がすぎて これからが本当のつらさがと案じられます こちらは災害はなかったとはいえ心身ともに余震酔いが続いております
by さねさし (2011-03-30 10:27)
福島のが峠を越して、東京にも桜が咲いたら、少しは気持ちも違うでしょう。
春の詩が満ちたなら、夜中に目を覚ますこともなくなるかなぁ。
静かな休日は来るかなぁ(ありがたいですが、週末は米軍ヘリがうるさかった)。
余震はいつのまにか減っていって、大地は揺るがぬものと思えてきましたけども。
by 春分 (2011-03-30 18:54)
花の色が悲しみを和らげてくれるようです。
北国にも早くこの暖かさを届けたいです。
地面も風も空気も繋がっている。
人々の心も、日本だけでなく世界中に繋がってほしい。
by ichii (2011-04-01 21:41)
私も、最近ようやく春を感じられるような気分になってきました。
by sakamono (2011-04-02 17:18)
自然は命も奪うし、元気もくれる。つくづくぼくらはその掌の上で生きていると思います。
by gillman (2011-04-08 15:38)
albireoさんのメールアドレスがどこかに行って見つからず連絡できませんでしたが、
明日、葛西臨海公園でバーベキューオフ会をしております。小さく連絡。
今回は急になってしまいましたのでだめかとは思いますが、またお会いしたいものです。
by 春分 (2011-04-23 12:20)