赤い葉・赤い実・赤い花 [季節]
冬至も過ぎて、暦の上でも、現実の気候の上でも、もうすっかり冬になりましたが、家の近所の「習志野市・藤崎森林公園」のカエデの中には、まだ綺麗な紅葉を見せてくれている枝もあります。
先日の日曜日(12月26日)。
そろそろ、本当の枯れ葉になろうとしている葉が目立ち始めていますが、透過する木漏れ日の中で、秋の名残のように、輝いている葉もありました。
ナンテン 南天 メギ科 ナンテン属
陰陽五行説では、秋の色が「白」であることを、随分以前記事に書いたことがありますが、現実に感じる秋の色は「赤」であるような気もします。
冬の色は、陰陽五行説では「玄(げん)」という文字で表され、一般的には「黒」を意味しますが、本来は赤と黒の混じり合った色であるとされています。(因みに、「玄」という漢字は「くろ」という読み方もします。例えば「玄人」と書いて、「くろうと」と読むように)
でも、冬も初めの今頃には、秋に続いて赤い色が目に付くように思われます。
もう、実の落ちた部分も目立ちますが、艶やかな赤い実は、まだ暫くは公園の植え込みを彩っていてくれそうです。
センリョウ 千両 センリョウ科 センリョウ属
これは、公園ではなく、家の庭のセンリョウです。
「千両」という名前から、正月の縁起物とされていて、千葉県では館山市が大きな生産地となっているようです。
僕も、その縁起のいい名前には、是非ともあやかりたいと思っていますが、家の庭のセンリョウは、この時期の小鳥たちの大事な食糧でもあるらしく、葉には点々と、白い鳥の糞が付いています。
(写真は、勿論その部分は避けて撮りました…)
ヒヨドリジョウゴ 鵯上戸 ナス科 ナス属
再び、公園の植物です。
もう枯れ始めた草に残された実の赤が、とても鮮やかでした。
でも、公園の外れのような場所にあるので、多分気付いている人は稀です。
サザンカ 山茶花 ツバキ科 ツバキ属
庭のサザンカです。
以前、父が植えたものですが、なかなか花が咲かず、諦めて何度か枝を切ってしまったそうですが、ここ二・三年の間に、少しづつ咲くようになりました。
こちらは、「かもめ公園」という名の児童公園に咲いているサザンカです。
かなり大きな木が何本も植えられているので、この時期には沢山の花が咲いて、なかなか見事です。
冬という季節の色は、陰陽五行説では「黒」(正しくは「玄」)ですが、歌の歌詞などでは「白」という言葉で表現されたりもします。
例えば、
「白い季節の風に吹かれ 寒い冬がやって来る」
小泉今日子 「木枯らしに抱かれて」 作詞:高見沢 俊彦
「あなたを感じていたい 白い吐息の 季節の中で」
ZARD 「あなたを感じていたい」 作詞:坂井 泉水
ですが、それでも僕には、赤い色の似合う季節のようにも感じられます。
雪が降ったり、霜柱が立つ頃になれば、また違う色を感じることになる訳ですが…
まだ、慌しい日々が続いていて、ブログ仲間の皆さんの記事を拝見しても、コメントも残せないままになっています。
でも、来年の元旦の年賀の記事に、またウサギの写真を載せる予定なので、連続してウサギでは、ちょっとつまらない気がして、間にウサギの「白」に対して、「赤」を挟んでみることにしました。
大晦日には、何とか休みが取れそうなので、多分鳥の記事を更新します。(「白」い鳥です…)
その時には、きっと皆さんのブログへもお邪魔出来ると思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
おはようございます^^
赤い実が・・・確かに多いですね~
春は青、ですよね。夏は朱、秋が白、、、冬は知りませんでした。
玄《黒》なんですね~
by mimimomo (2010-12-29 06:04)
青春、朱夏、白秋、玄冬 ですね。
ナンテン、センリョウ、ヒヨドリジョウゴのはっとする赤さがいいですね。
ヒヨドリジョウゴという名前は知りませんでしたが、
その名のとおり、ヒヨドリの好物?^^
そして、お庭の山茶花。いいですね~。
そろそろハナミズキの実も真っ赤になる頃でしょうかね♪
by かっか (2010-12-29 07:06)
おはようございます。
季節の色、初めて知りました(^-^)
by ゴーパ1号 (2010-12-29 07:57)
再び~
こんにちは^^
昨日、高尾山に行った帰りに上野動物園へ寄りました^^
ウサギ写しましたよ^^
あまり動いてくれず面白くない写真になりましたけれど・・・
by mimimomo (2010-12-29 15:41)
「白秋」はどうも馴染みきれない思いをいつも持ちます。白は冬かと。
永島慎二の「若者たち」を原作とする「黄色い涙」は春に黄色を見ているけども
あれも納得がいかない。話としては面白いけれども。
とは言え、いろいろ考えるのはたのしい。赤い実は鳥たちのための色かとか。
いろいろたいへんなご様子ですが、年が変わるとまた変化があるでしょうし。
by 春分 (2010-12-30 06:59)