夏の空に向かって [樹木]
ベニバナトチノキ トチノキ科 トチノキ属
このブログで何度か紹介しました、習志野市内の『まろにえ橋』と言う陸橋の側にある、「ベニバナトチノキ」です。
「ベニバナトチノキ」は、「セイヨウトチノキ」と「アメリカアカバナトチノキ」の交配種ですから、正確には「マロニエ」とは異なります。けれども、「セイヨウトチノキ」というは「マロニエ」の和名ですから、まったく係わりがないわけでもありません。
この日は、取り敢えず晴れてはいましたが、些かうす曇りだったため、空が白っぽくなりがちでした。そこで、露出を一段落して撮って見ると、少し濃い色の青い空に写りました。
夏の風に揺られて
花を開く街路樹
遠い空の青さに
胸が高鳴る季節
緩やかに心を開き
すべてを受け入れよう
通り過ぎて来た日々の
切なさも悲しみも
もう、花の一つが実になっていました。
実は成長すると、もっと大きくなります。でも、このような街路樹では、通行人の頭に落ちたりすると危険なためでしょうか、割合い早いうちに剪定されてしまうので、実った果実を見ることは、殆ど出来ません。
ユリノキ モクレン科 ユリノキ属
この季節に花を付ける樹木のうち、この樹もまた、このブログには何度か登場しています。
チューリップのような花を付ける為、原産国の北米では「チューリップツリー」と呼ばれているそうです。
日本では、葉の形が、衣類の「半纏」に似ているということで、「ハンテンボク」とも呼ばれています。
「ユリノキ」の名は、学名が「Liriodendron tulipiflora L.」であると知った大正天皇により、命名されたとされています。
夏の陽射しの中に
輝く木々の緑
熱い季節がやがて
訪れて来る頃
密やかに吹いて来る
光る風に包まれて
ほんの少しの希望を
そっと抱き締めていよう
ユリノキは、あちこちに街路樹として植えられています。
けれど、街路樹ではその性格上、低い位置の枝は払われてしまいますし、あまり横方向に枝を張らせる訳にもいきません。
その為、町の街路樹では、このような花は、滅多に見ることはないように思います。
けれど、上野の「東京国立博物館」のユリノキは、自由に枝を伸ばしている為、相当に低い位置に花を咲かせてくれます。
しかも、驚くほど沢山の花が咲くので、この時期になると、珍しい花の姿に、カメラを構えている人を何人もみかけます。
おはようございます^^
ベニバナトチノキは平和公園へ行けば見られるし写真も写せるのですが、
仰るように、ゆりの木は公園でばっさり切られる運命、滅多にお花が見られません。
高~いところにポツンポツンと咲いているのみ~
東京国立博物館ですね~ 行ってみたいですね~
by mimimomo (2009-05-19 05:03)
ベニバナトチノキもユリノキもある場所は知っているのですが、行けません。
いま花の時期なのですね。
ユリノキは私の出身大学で並木にしてましたが、大きくなり過ぎて困っているようです。
by 春分 (2009-05-19 21:20)
ユリノキ、多分見たことがないと思います。
by SilverMac (2009-05-20 08:37)
遠目で見るのと近くで見るのと、全く花の雰囲気が違いますね。
写真がとてもクリアでアングルもステキで美しいです。
by ichii (2009-05-24 01:45)
街路樹として、あちこちに植えられているのなら、見たコトあるかもしれないですね。
この花を見た記憶がありませんが^^;。こんなキレイな花なら印象に残っていそうです。
ユリノキ、ですね^^。
by sakamono (2009-05-24 23:21)
先週の土曜日に東博へ 又阿修羅展を見にいきましたときには 残念ながら花を見ることが出来ませんでした 遅かったです
観終わった後 6時半ごろでもまだ外で待っている人が お食事してもう一度
7時20分にはさっと入れましたが 阿修羅像のところはまだ人だかりでした
渡岸寺の十一面観音 薬師寺の 月光 日光菩薩も 人気でしたが 阿修羅像は 別格ですね 観る人それぞれに何かを与えてくださるんですね
by sanesasi (2009-05-26 13:20)
ユリノキ 近所にあっても、気がついてないのかもしれないですね!
街路樹 よく観察してみます!!
by あやこ (2009-05-27 20:31)
どちらのお花も見たことがありません。
特にユリノキは一度見たいと思っているのですが。
by penpen (2009-05-28 22:09)