BIRTHDAY GREETINGS <古い絵葉書> [古書・古文書]
Happy Birthday!
今日からが
君の新しい年
胸に蟠(わだかま)る切なさや
言葉に出来ない思いは
すべて捨て去って
たった今から
生まれ変われる
今日は君だけの
Happy Birthday!
新しい希望の始まる日
先日、lapisさんが、集められた美術展の絵葉書のことを「絵はがきコレクション」という記事にされていました。
それを拝見していて、中途半端に下書きしたままになっていた、自分の記事のことを思い出しました…。
僕の記事の絵葉書は、芸術作品の絵葉書ではなく、ただ古いだけのものですが・・・。
一枚目の「BIRTHDAY GREETINGS」と金色の文字が押された絵葉書には、イギリスの切手が貼られていて、消印の文字から判断すると1914年に投函されたものだと思われます。
切手の上に小さく Printed in Germanyの文字があるので、この絵葉書自体はドイツ製のようです。
今は、どこの文具店にも当たり前のように、グリーティングカードのコーナーがありますが、僕が子供の頃にはそうしたカード自体を、あまり目にしなったような気がします。
この絵葉書を見ていたら、ヨーロッパではそんなに昔から記念日にカードを送る習慣があったということを、今更のように理解しました。
誕生日のように、毎日誰かに巡って来る記念日には、派手で高価な贈り物よりも、ささやかで、けれども思いを込めることの出来る贈り物の方が、相応しいのかも知れません。
二枚目の、少女の絵葉書には、「DEUTSCHER REICH」 と印刷されたドイツの切手が貼られています。
消印は薄くて判読出来ません。しかし、切手から判断すると1900年代初め頃のもののようです。
次の葉書も、Berlin の文字が見えるので、作られたのはドイツのようです。
しかし、宛名欄や文面欄の指定は英語でしてありますし、貼られた切手もイギリスのものですから、どうも輸出用に作られた葉書のように思われます。
消印の文字は、14か16かがはっきりしませんが、1910年代であろうとは思われます。
ここに載せた絵葉書は、たまたま寄った小さな骨董市で見付けました。
その前の年に、ちょっと面白い江戸時代の古文書を見付けていたので、近くへ行った折にまた寄って見たのですが、古文書は無くて、代わりに見付けたのがこの絵葉書でした。
どれも、衣服にだけ色が付いていますが、当時はカラー写真がある筈も無く、後から彩色して印刷したものです。
でも、それにしてはとても繊細な彩色がされていて、何となく心惹かれてしまいました。
これとは別に、日本の古い絵葉書も数枚手元にあるのですが、もう少し調べてから、また記事にしようと思っています。
TBありがとうございます。
また記事中で拙記事を紹介していただき、感謝しております。
素敵なコレクションですね。僕も欲しいです。モノクロ写真に彩色したものは、絵やカラー写真とは違った繊細な魅力があると思います。
>誕生日のように、毎日誰かに巡って来る記念日には、派手で高価な贈り物よりも、ささやかで、けれども思いを込めることの出来る贈り物の方が、相応しいのかも知れません。
まったく同感です。現代は物質的には豊かになりましたが、その代償として何か大切なものを失ってしまったような気がします。
by (2006-08-03 23:08)
物をいただくのはうれしいですが、それが高価か否かより、心がこもってるかどうかが重要ですね。絵はがきの女性、気品がありますね。
by barbie (2006-08-04 00:48)
おはようございます^^
やはり西洋人は昔から美人だった・・・(@@) ドイツの印刷技術が優れていたのでしょうか?
by (2006-08-04 04:21)
一枚目の写真の女性、どこかで見たような気がするんですが…
どこだろう???
ふっくらとやわらかな、女性らしさがよく出ている写真ですね。
by じゅんぺい (2006-08-04 05:16)
心和む一品ですね。女性がエレガントですね。また、保存状態が、良いですね。
by Silvermac (2006-08-04 06:20)
昔のモデルさんでしょうか?古い感じの写真が、いい雰囲気です。なんだか、いつもと違う、なんて思いましたが、そういえば、古文書などにもお詳しいでしたね。
by sakamono (2006-08-04 07:30)
最近読んだ、誕生日の本で、喜びも悲しみも半分こしようねって本がありましたよ。それでは。(^^)
by kei果 (2006-08-04 08:27)
写真が好きだった父が
昔撮ってくれた白黒写真に
写真用の色鉛筆で
色を塗ったことを思い出しました・・・('-'*)
by るびい (2006-08-04 08:34)
アメリカ人と結婚したお宅に伺ったことがあります。
リビングの棚には、離れて暮らす家族の写真とカードが
飾られていました。誕生日に送られたカードをさりげなく飾って
いつもその人のことを想う習慣があるのかと思いました。
いつになっても心のこもったカードを貰うのは、嬉しいですね。
私は、新聞「折り鶴」を毎月発行しているので、何人かの人から
必ず絵葉書を貰います。官製はがきよりも頂いた人の心が感じられて
嬉しいです。
by Lily (2006-08-04 10:54)
チャップリンの時代の女性ですね^^
by Baldhead1010 (2006-08-04 10:58)
いつもの自然の写真と、一味違う写真。これもまたいいですね。
<1914年>第一次世界大戦の始まった年だ、なんて思いながら、素敵なカードを拝見しました。
手で彩色した写真は、不思議な魅力がありますね。
by konkon (2006-08-04 15:52)
古いものには何ともいわれない魅力がありますよね。
とてもステキな世界です^^
by YAYA (2006-08-05 13:30)
写真に残した一瞬の姿。女性たちは、さすがにもう生きてはいないでしょうね。
どんなふうに生きたのだろう、幸福だったかなと、いろいろ考えます。
by 春分 (2006-08-05 14:38)
古い切手の貼った古い絵葉書、いい記念になります。
by マイケル (2006-08-05 18:06)
セピア色の中 ちょこっとアクセントの色があって素敵なカードですねっ!!
気持ちのこもったカードや手紙はとてもうれしいですよね(^_^)
by あやこ (2006-08-05 18:50)
素敵な絵はがきですね。
この絵ハガキを送った人の事など・・ドラマを想像します。
骨董市にはこんなのもあるんですね。
by タックン (2006-08-05 22:04)
きれいなハガキ、、
詩は素敵です(^_^)v
by sera (2006-08-06 20:03)
これらの絵葉書は、身近で庶民の息遣いが聞こえるようなものですね。
名画の絵葉書などとはまた違った魅力があります。
それだけ送った「個人」に想いを馳せやすいものですね。
by じゅん (2006-08-07 19:34)
どこか不思議な絵葉書だと思ったら、衣装に色がついていたのですね。消印があるということは実際に出されたものなのですね。
by penpen (2006-08-07 20:33)
古い映画の女性に魅力を感じるように この絵はがきも いい雰囲気でえもいわれぬ 美しさ 郷愁を感じます
by さねさし (2006-08-08 09:01)