庭の花 7月~8月 [花]
クマツヅラ 熊葛 クマツヅラ科 クマツヅラ属
小さくて可愛らしい花ですが、普通はあまり庭には植えないかも知れません。
数年前、もうすぐアスファルトで舗装されてしまう場所で、この花を見付けました。
沢山生えていましたが、その中から一株だけ採って来て、庭の隅に植えてみました。
すると、翌年あたりから、庭のあちこちに生えて来て、今では少し困るほどです・・・
先日、採って来た場所の近くを通ると、アスファルトの隙間から、しっかり芽を出して、花を咲かせていました・・・
放っておくと、こんな様子で繁茂してしまいます。
尤も、基本的には日当たりのいい場所を好むようで、低木の下などで芽を出しても、ひょろひょろとした感じにしか育ちません。
クマツヅラという名前の意味は、少し調べては見ましたが、あまりよく判りません。
生薬としても使われるそうで、その際には馬鞭草(ばべんそう)と呼ばれるそうです。
クマツヅラ科は、このような小さな草から、大木になる木まで、種類が多いそうで、カリガネソウやムラサキシブ、チークなどが、クマツヅラ科に含まれるということです。
チーク材と言えば、棚などを作る材料を、ホームセンターなどに探しに行くと、ごく普通に並べてある木材です。
あの板と、この可憐な花とが、同じ仲間とは到底信じられませんが・・・
タマアジサイ 玉紫陽花 ユキノシタ科 アジサイ属
野生種のアジサイの一種ですが、こんな玉のような蕾の姿から、タマアジサイと呼ばれています。
この木は、2006年の8月に、父親の故郷である長野県の下伊那方面へ行った時に、父が採って来て植えたものです。
その際、隣の家の陰になる場所に植えたのですが、数年後に隣家が取り壊され、日当たりが良くなってしまいました。すると、葉がすぐに茶色くなってしまったりして、育ちが悪くなりました。
そこで、今年になって、柿の木の下の、日当たりの良くない場所へ植え替えてみました。
すると、忽ち元気になって、何時になく枝が沢山伸びて来て、花も沢山咲かせてくれました。
因みに、植物の分類体系によっては、科名を「ユキノシタ科」ではなく、「アジサイ科」とする場合もあるそうですが、2006年の8月に書いた記事では、「ユキノシタ科」としてあったので、今回もそれに倣うこととしました。
オオマツヨイグサ 大待宵草 アカバナ科 マツヨイグサ属
カラスウリと同様に、夜にのみ咲く花です。
でも、この花は早朝であれば、萎れ掛けながらも、まだこうして咲いてくれています。
サギソウ 鷺草 ラン科 ミズトンボ属
昨年、JAの直売所から買って来たサギソウです。
昨年、ブログに写真を載せた時に、色々と調べて見ましたが、ウィルスに感染し易いため、来年も咲かせるのは、なかなか難しいことだと知りました。
そして、その通りに3本あったサギソウは、取り敢えずは芽を出したのですが、その内の2本は忽ちのうちに枯れてしまって、ただ一本だけが残りました。
これも、多分駄目だろうと思っていましたが、8月半ば頃になって、3つの花を咲かせてくれたのでした。
白鷺のような姿の花は、やっぱり美しいと感じます。
普通に見られる「白鷺」と呼ばれる鳥には、ダイサギ、チュウサギ、コサギがいます。
サギソウは、一番下に付いた蕾から、上へ向かって順に咲いて行きますが、今回咲いた3つの花を見ると、一番下が一番大きくて、上に向かって少しづつ小さな花になって行っています。
その姿は、丁度ダイサギ、チュウサギ、コサギのようにも思えました。
身の回りに起こる、様々な出来事に、時に鬱陶しさを感じながらも、かかわっているうちに、何時の間にか夏が過ぎて行こうとしていました。
けれども、まだ暑い日が続いて、秋は遠いような気さえして来ます。
それでも、吹いて来る風が、時に涼しく感じられたりもしますし、昨年サギソウの鉢植えを買ったJAの直売所へ行くと、千葉市産だという栗が売り出されたりもしています。
もう、秋が近付いていると感じながらも、まだ続きそうでもある暑さを思うと、帰りそびれた夏が、また戻って来てしまいそうな、そんな気分にさえなってしまいます。
鷺草 素敵ですね~
近所に咲いてないんだよな~
撮ってみたいんですけどね~
by (。・_・。)2k (2012-09-08 00:34)
おはようございます^^
クマツヅラって見たことないかもしれないです。
お庭に持ってきて植えるっていいですね^^ 我家にもそういった類の草花が
幾つかあります。
タマアジサイは日陰を好むのですね。だから山などの大木の下にあったりするのかしら。
サギソウはウイルスに感染する? なるほどきっとそれだわ。旅爺さんに沢山頂いて
二年目までしっかり咲いたのに三年目には一本も出てこなかったです(__;
全部纏めてダメになったのでしょうね。
by mimimomo (2012-09-08 08:49)
サギソウを見る度に自然の造形美に感動します。
私もチャレンジしましたが、2年目はダメでした〜。
by ゴーパ1号 (2012-09-08 10:21)
クマツヅラ…今までハタザオかな?と漠然と思っていたのがそうかも。
持っている柏書房『花と樹の事典』には、和名の由来は「花穂が
長く伸びるため、ウマウツツツラ(馬打葛)の転」とあります。
つまりは「乗馬用の鞭に似ていることから」という馬鞭草と同じ由来?
イギリスでfrog's footあるいはpigeon's footというのもおもしろい。
葉は特にそんな形でもなさそうだけれど…。
by はてみ (2012-09-09 15:19)
植物にとって、日当たりが良ければよい、というワケではないんですね。
こんな形のアジサイを見たコトがあります。タマアジサイだったんですね。
名前を知るコトができました^^。
by sakamono (2012-09-09 15:27)
クマツヅラ、アスファルトの隙間から芽を出していたとは、すごい生命力ですね。
サギソウの写真はよく見かけていましたが、
花が上に行くほど小さくなることは知りませんでした。
ダイサギ、チュウサギ、コサギが舞っているようで、見ていて楽しいでしょうね。
by きまじめさん (2012-09-09 22:48)
クマツヅラと言うんですね。
空き地で見たことがあります。小さくて可愛らしい花です。
ネジバナの種類かと思っていましたが、全然違いますね。
サギソウは本当に美しい、奇跡的な形状だなあと惚れ惚れします。
ところで、何んとも摩訶不思議な状態のアオスジアゲハの幼虫を発見してしまいました。
もう既にご覧いただいてたらごめんなさい。未だでしたら、是非見てくださいね。
by ichii (2012-09-12 02:31)
夏と秋がイチャイチャしちゃってますね
今年のは 仲良しさんだから 少しアツイのが長いのかな〜
クマツヅラ 小さいけどパワーがあるお花なのですね♪
by ねこじたん (2012-09-12 08:37)
こんばんは~
またまたフラリと遊びに来ました!
クマツヅラの花が可憐でかわいいなぁ~と癒されました。
サギソウも本当、うまいこと名づけたなって思いますよね
名前を見る前に、「あぁこの花、サギっぽい」って思いましたもん。
それにしても、いつまでも暑い暑いと思っていたのに、もう朝晩は肌寒いですね
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、albireoさんもお気をつけ下さいませ。
ちなみに、今週末はそうすけの運動会で~す★
by ナナ (2012-09-18 23:46)