庭に咲いた花 [花]
フヨウ 芙蓉 アオイ科 フヨウ属
九月十九日の記事、「フヨウとムクゲ」の中で、蕾の写真だけを載せた、庭のフヨウが咲きました。
咲いたのは、優しい薄紅色の花でした。
この、まだ小さな木は、九月十九日のその記事にも書きましたが、何処からか種が飛んで来て、家の庭で芽吹いた、実生のフヨウです。
いくら低木と言っても、家の狭い庭には、最早植えて置くスペースはありません。
そこで、生えていた場所から抜き取って、少し大きめの鉢に植え替えました。
それが、十月になって、やっと咲き始めました。
薄い柔らかな感じのする花は、色も姿もなかなか可愛らしくて綺麗です。
葉の虫食い穴は、前の記事に写真を載せた、「フタトガリコヤガ」が食べた痕です。
その時の記事に、「フタトガリコヤガ」の名称に就いて、春分さんがご自分で考えられた名前の意味をコメントして下さいましたが、改めて調べてみると、確かに概ねその通りで、漢字では「双尖小夜蛾」と書くようです。
残念ながら、僕は成虫をじかに見ることが出来ませんでしたが、ネットで画像検索をして見ると、成虫の翅に二つある山形の模様が「双尖(フタトガリ)」の名の由来のようでした。
十月になって、土日に雨の日が多いので、思うように写真が撮れません。
でも、雨の雫に濡れた花びらは、透明感があって、美しく感じられました。
ヒガンバナ 彼岸花 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
秋分の日を過ぎてから咲き始めたヒガンバナは、十月に入ってからも、咲き続けていました。
ツユクサ 露草 ツユクサ科 ツユクサ属
赤いヒガンバナの背景に見える青は、敢えて言うまでもなく「露草」です。
六月頃、ある施設で草取りの手伝いをした際、上手く根を付けたまま引き抜いた、まだ若い露草を二本ばかり、濡れ雑巾に包んで持ち帰って、庭の隅に植えました。
一度は枯れかけながらも、何時の間にかしっかり根付いて、沢山の花を咲かせてくれています。
わざわざ採って来て植えた理由は、ツユクサの花のこの青が好きであることは勿論ですが、ヒガンバナを写真に撮るときの背景にして、こんな写真を撮ってみたかったことも確かです。
ところで、本来ヒガンバナは、花と葉が同時に出ることはありません。
でも、こんなヒガンバナもありました。
これも、今年の夏の異常な暑さのせいなのでしょうか…。
ヤブラン 藪蘭 ユリ科 ヤブラン属
少し傾いて咲いているヒガンバナの右に咲いているのはヤブランです。
ヤブランという名ですが、ランの仲間ではありません。
ユリ科と言うことですが、花を見てもユリを連想することは出来ません…。
ゼフィランサス ヒガンバナ科 タマスダレ属
ギリシャ神話の西風の神、ゼフュロスの名を負う花。ゼフィランサスです。
和名は「サフランモドキ」と言いますが、しかしその名は、僕にはちょっと気の毒な気がします。
もうちょっと、良い名前を付けて上げても良かったのに…。
この花は、梅雨の頃から咲き始め、十月になってからも、度々咲いています。
普通はヒガンバナ科とされています。
しかし、分類方法の学説によっては、ユリ科とされることもあるそうです。
確かに、ヤブランよりは、ユリの雰囲気を持っているかも知れないとは思います。
オオマツヨイグサ 大待宵草 アカバナ科 マツヨイグサ属
オオマツヨイグサの記事を書いたのは、七月の末頃でしたが、なんと今もまだ、一晩に三つ・四つはさいています。
花は、些か小振りになっているような気もしますが、これなら来年も沢山咲いてくれそうです。
カタバミ カタバミ科 カタバミ属
これは、勿論意図的に植えた植物ではありません。
僕は、「雑草」という言い方をあまり好みませんが、敢えて「雑草」と言えば、将にカタバミは、その代表格の植物の一つと言えるかも知れません。
でも、「雑草という植物はない」と言われたという、昭和天皇の言葉を借りるまでもなく、僕にはこの可憐な花を、雑草と呼び捨てるのは、忍びないように思われます。
キンモクセイ 金木犀、 モクセイ科 モクセイ属
ここ数日間は、家から外に出ると、道路に面して植えたキンモクセイの香りが漂って来ます。
さっき帰宅した時に見ると、木の下のアスファルトが、オレンジ色に染まっていました。
それでもまだ、もう暫くは花の香りが楽しめそうです。
何時までも、酷く暑い日が続いていましたが、少しづつ気温も低くなって来ました。
でも、今日(2010年10月11日)はまた、関東地方では、暑い地域が多かったようです。
今は、季節と季節の狭間のような時期なので、それも仕方のないことかも知れませんが、こんな気候は体調にも、様々に影響するようです。
どうぞ、皆さんもご自愛の程、お願い申し上げます。
おはようございます^^
お庭のお花ですか~沢山ありますね。
ヒガンバナに葉?(@@ 珍しい事!
我が家のサフランモドキ、今年は咲きませんでした(;、;
by mimimomo (2010-10-12 05:57)
ゼフィランサス、レインリリーともいいますよね。大好きな花です^^
これもヒガンバナ科なので花と葉は一緒にでないと思ってましたが・・
出ているようですね(@_@*)゚
それにしてもすばらしいお庭ですね。。
by かっか (2010-10-12 06:51)
赤+青、とてもいいですね!
by ゴーパ1号 (2010-10-12 08:56)
ヤガの名前の件、ありがとうございます。双尖りか。
これだけいろいろあれば一日では書ききれませんね。
それぞれ特徴的な色の花が集まりましたね。その色だけで花が浮かぶような。
雑草、私のところのマイカテゴリーも雑草、雑花、雑庭ですねー。
いいわけですが、私は雑草にいいイメージがあります。
強か(したたか)ということじゃなく、「数多(あまた)の多様な草」のイメージです。
by 春分 (2010-10-12 20:55)
庭にこんなにたくさんの、色々な花!
いいですね~明るくなります♪
庭が欲しいな、、、、
by sera (2010-10-13 23:22)
芙蓉って、なんか美人のイメージがありますよね
by gillman (2010-10-14 11:14)