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キカラスウリとアカビロウドコガネ [花・昆虫]

            キカラスウリ  黄烏瓜  ウリ科  カラスウリ属

一つ前の記事で紹介したカラスウリの仲間ですが、秋になる実が黄色いので、「黄烏瓜」と呼ばれています。

一番上の写真の右側の花が、少し虫に喰われていますが、こういう↑「クロウリハムシ」等の、ウリ科の植物の葉を食べる虫が、花も食べるようです。

 

キカラスウリもカラスウリ同様、夕方から少しづつ開き始めます。

この写真は、少し黄色っぽく写っていますが、それは多分夕方の太陽に照らされているせいです。 

 

カラスウリほどではありませんが、花びらの一部はやはり糸状になって、広がって行きます。

 

七時半過ぎに撮った写真ですが、もうすっかり開いたところです。

キカラスウリの根から取れる澱粉は、「天瓜粉(てんかふん)」と呼ばれる薬品となります。
その効能は、湿疹や汗疹(あせも)などに効くと言われます。

赤ちゃんの汗疹には、今はベビー・パウダーを使いますが、昔はその「天瓜粉」を使っていました。
ですから、ある程度以上の年齢の方の中には、ベビー・パウダーを天瓜粉と呼ぶ方もいらっしゃると思います。

 

    アカビロウドコガネ 赤天鵞絨黄金虫  甲虫目コガネムシ科

前の記事で、夜休んでいるアゲハの隣にいた、赤いコガネムシです。

久しぶりに、遊びに来て下さったナナさんが、何故かこの赤いコガネムシが気になると言うことで、
「ねぇ、みんな。
もっと話題にしてあげてー」というコメントを下さいました。

すると、lapisさんからも、
「ナナさんの意見に一票ということで、アゲハとコガネムシのツーショットにnice!です」
と、コメントを頂きました。

また、他の方々からも、コガネムシにふれたコメントを頂きました。

そこで、撮って来た写真の中から、比較的綺麗に写っているものを探したのですが、名前の由来になっているビロードのような質感が、フラッシュの反射の為にあまり良く出ていません…。
でも、その中からいくらか綺麗なものを、ここに載せる事にしました。

赤い小さなコガネムシを、とても気にして下さったナナさん。lapisさん。他の皆さん、ありがとうございました<m(_ _)m>


ところで、昨夜遅くに、lapisさんが上のコメントの前に、先ずnice!を押して下さった時、「lapisさんは、ナナさんの意見に賛同するという意味のコメントを書いて下さるのではないか」と、僕は何故か不意にそう思いました…。

それから、暫く経ってブラウザの更新ボタンを押すと、本当に…。
何だか、とても不思議で、そして嬉しい気分になりました。

 

 

参考文献

  世界大百科事典 DVD版  平凡社

 

野の花

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  • 作者: 木原 浩
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

野山の昆虫

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  • 作者: 今森 光彦
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 文庫


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コメント 20

前々回のブログに、最近は見ないって書きましたが、私がよく見てたのは、黄色い実がなってたから、たぶんこっちなのかも。
albireo さんのブログに載っている植物は、私にとっては、幼い頃に見たりしたモノが多くて、とても懐かしい気分になったりします。
by (2006-08-01 02:49) 

おはようございます^^
 キカラスウリのお花はまだ実物を見たことがないです~。
 albireoさんは発見もお上手ですね~。
by (2006-08-01 05:07) 

uminokajin

少しずつ学んでいきます。
by uminokajin (2006-08-01 06:16) 

sakamono

カラスウリの花びらが垂れたような形なんですね。似ているようで、微妙に違います。自分も、天花粉という言葉が、ギリギリ分かる世代でしょうか。親がそう呼ぶ時もありました(^.^)。
by sakamono (2006-08-01 07:35) 

kei果

キカラスウリと、アカビロウドコガネですか。w
ルビが、とても、助かります。
コガネムシ、小さいですね~。w
それではーw
by kei果 (2006-08-01 07:58) 

Baldhead1010

天瓜粉・・・子供の頃の夏は、この粉で真っ白になっていましたね^^
by Baldhead1010 (2006-08-01 07:59) 

Silvermac

カラスウリは家の後ろにあるようです。夜は見ないので、気がつきませんでした。
by Silvermac (2006-08-01 08:07) 

るびい

天瓜粉・・・なんとなく聞いたことをあるような・・・。
私の頃はベビーパウダーでもなく、
『シッカロール』と言っていたような記憶があります。^^;

キカラスウリ、見られて嬉しかったです。開く前はこんなにギューっと?
まるで赤ちゃんの手のひらのように しっかり握っているみたいで
なんだか可愛らしいですね~。o@(^-^)@o。ニコッ♪
by るびい (2006-08-01 09:52) 

akamaru

ハムシって面白いですよ!いろんな種類がいて!
by akamaru (2006-08-01 11:12) 

mippimama

キカラスウリ.というのもあったのですね〜
お花は、カラスウリの方が繊細かしら
そうそうその昔は、てんかふんって良く母が言ってました。
キカラスウリが原料でしたか、又一つ知識が増えましたo(*^▽^*)o~♪
by mippimama (2006-08-01 11:41) 

puripuri

カラスウリほどの華やかさはないけれど、なんとも言えないこのモヤモヤが
いいですね。 てんかふんの元とは知りませんでした。
albireoさんのインスピレーション、、素晴らしい。
by puripuri (2006-08-01 15:25) 

konkon

キカラスウリから天花粉が取れるんですか。
懐かしい気持でいっぱい。
行水上がりに母が天花粉を持って弟を追っかけて・・・・
遠い遠い思いでです。
by konkon (2006-08-01 18:25) 

m-tamago

キカラスウリ、この花も初めてみました。
天瓜粉というのも初。
お勉強させて頂いています。
by m-tamago (2006-08-01 19:59) 

はてみ

カラスウリとキカラスウリの花はけっこう違うものなのですね。
「てんかふん」って言葉は知らないわけじゃないけど、るびいさんと同じく
「シッカロール」と言っていた気がします。
和光堂のHPにはシッカロールの名称について、「ラテン語で「乾かす」を表わす
「シッカチオ」から名付けられました」とありました。
by はてみ (2006-08-02 00:32) 

barbie

天瓜粉のいわれはここからでしたか。クロウリハムシってタイガースの応援団みたいですね。
by barbie (2006-08-02 07:48) 

キカラスウリ、初めて聞く名前です。
この花も見たことはありません。
< キカラスウリの根から取れる澱粉は、「天瓜粉(てんかふん)」と呼ばれる薬品となります。
これも、初めてです。勉強になりました。有難うございます。
by (2006-08-02 08:10) 

さねさし

キカラスウリから 天花粉と教えていただきびっくり 今まで ずっと勘違いしておりました オシロイノハナがいま咲いておりますが その咲いた後の黒い実がてっきり天花粉と思い込んでいました 以前はお化粧をあんまりしたことがなく 天花粉をぱたぱたはたいておりましたのに 白粉と 天花粉との違いを今頃知ったことに唖然といたしました
カラスウリもキカラスウリも まだこのあたりは咲いておりませんでした
咲く前のキカラスウリ なんとなくパーマネントをかけているようにみえかわいいですね
by さねさし (2006-08-02 20:07) 

記事を拝見していたら、いきなり自分の名前が出てきて驚きました。
コメントを読む前にすでに内容を予測されておられたとは、不思議です。すっかり、僕の思考パターンが、albireo さんに読まれているということでしょうか。(笑)
アカビロウドコガネの写真をUPしていただき、ありがとうございました。
赤天鵞絨黄金虫という名前は、とても素敵ですね。
by (2006-08-03 12:30) 

じゅん

不思議なカラスウリ、薬になると言うのが感覚的に納得できます。
アカビロウドコガネ、上品な虫ですね。
by じゅん (2006-08-03 18:32) 

penpen

「てんかふん」ってこんな字を書くのですね。子供の頃はてんかふんでした。キカラスウリは見た事がありません。葉っぱがカラスウリとは違うようですね。
by penpen (2006-08-03 22:15) 

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