休耕地に咲く花 [野草]
先日の記事のウツギや、カメムシがよじ登っていたカモミールの写真を撮って来た近くに、休耕地になっている畑がありました。
そこを、一面に咲く黄色い小さな花が、覆い尽くしていました。
『ノボロギク』です。漢字で『野襤褸菊』と書きます。『襤褸(ぼろ)』は『らんる』とも読みますが、どういう読んでみたところで、意味は『ぼろきれ』や『ぼろくず』の『ぼろ』であることに変わりはありません。
これも、ちょっと気の毒な名前のひとつですね・・・。
『ノボロギク』は、明治時代にヨーロッパから入って来た、帰化植物です。
種子は、同じ『キク科』のタンポポに似て、綿毛になって飛んで行き、広範囲に蔓延っています。
『ノボロギク』に混じって、別の黄色い花も咲いていました。
最初『イヌガラシ』かと、思ったのですが、よく見ると実の形や葉の形が違っていました。
調べてみると、同じ『アブラナ科』の、『スカシタゴボウ』という名前のようです。
『透し田牛蒡』と書きますが、意味はよく分からないということです。
『イヌガラシ』も『スカシタゴボウ』も、食用や薬用になるそうです。
写真の手前に、写り込んだピンクの花は・・・。
少し、季節はずれの感もある『ホトケノザ』です。
そう沢山ではありませんが、まだ綺麗な花を咲かせていました。
ノボロギクの綿毛、黄色が混じっててカワイイですね。
by atom (2005-06-03 01:29)
伊豆でもよく見る花ばかりですよ〜〜
by HAL (2005-06-03 03:54)
野草たちにもきちんと名前があって、魅力的だとわかりました。
それぞれの個性を見事に写し撮られていますね。
いつもながらさすが!です。
そして、勉強になりました。ありがとうございます。
by dino-tail (2005-06-03 08:05)
タンポポの変種かと思ってましたが、「ノボロギク」というちゃんとした名前があるのですね。ちょっと気の毒な名前ですが(^◇^;)
by barbie (2005-06-03 08:28)
スカシタゴボウ。。 ちょっと冗談のような名前ですね(笑)
なんで透かしているか気になります(^^;
私も、ノボロギクは、タンポポの友達だと思っていました^^
by あやこ (2005-06-03 08:37)
ノボロギクもスカシタゴボウも沢山咲いていますね。わたくしはベニバナボロギクは会ったことあって写真も持っているのですが、このノボロギクは会ったことがないような・・・。気がつかないのかもしれません。
by (2005-06-03 08:49)
ホトケノザ、まだ咲いていたんですね。
by (2005-06-03 15:33)
スカシタゴボウ…「スカした(かっこつけた)ごぼう」かと思っちゃいました…(笑
葉っぱは全然ちがいますが
黄色いペンペン草か、ミニチュアアブラナといった雰囲気ですね^^
by 満月堂 (2005-06-03 17:52)
ノボロギク、気の毒な名前ですが、
元はボロでも良い味になる、パッチワークみたいですね。
by じゅん (2005-06-03 18:33)
私は、こういう踏まれても強い野草が好きです。
えーホトケノザってこんなのでしたっけ!かわいいですね。
by (2005-06-03 20:20)
ノボロギクもスカシタゴボウもお目にかかったことがないような気がします。ノボロギクはたんぽぽのように花びらが広がっていないのに、綿毛はちゃんと綺麗な丸になるんですね。柔らかそうで綺麗です。
by penpen (2005-06-03 20:30)
・・・申し訳ないけど。ノボロギク・・・・妙に名前に合っていると思っちゃった。
んでも、嫌いじゃないよって声をかけてあげたいですね。
一生懸命に咲いているだけなのに、勝手にそんな名前をつけられちゃ、戸惑うでしょうね(笑)
by ナナ (2005-06-04 16:28)
◇ atom さん ありがとうございます。
この頃、ようやく綿毛になり始めたばかりで、黄色いのは花の名残のようでした。
◇ HAL さん ありがとうございます。
特に、ノボロギクは繁殖力が強いようで、あちこちに根付いているようです。
◇ dino-tail さん ありがとうございます。
どんな花にも、名前はちゃんと付いています。ただ、見分けることが難しいものも多いですが・・・。
◇ barbie さん ありがとうございます。
タンポポの親戚に当るのでしょうね。ボロは可哀想ですが、とても元気な植物です。
◇ あやこ さん ありがとうございます。
あまりはっきりとは分かりませんが、「透いた田」つまり、「耕した田」に生える、ゴボウのような根っこの植物と言う意味かも知れません。実際は、田圃より畑に生えているようですが・・・。
ノボロギクは、タンポポの親戚筋には当ると思います。
◇ mimimomo さん ありがとうございます。2005-06-03 08:49)
僕は、ベニバナボロギクを見た事がありません。図鑑で見ると、花の先端が赤いのですね。なかなか、可愛い花に見えました。
ノボロギクは、畑の隅などにもあるようです。
◇tanaka-ma3 さん ありがとうございます。
ホトケノザが、今頃まで咲いているとは、これまで思ってもいませんでした。
◇満月堂 さん ありがとうございます。
どうも、「透いた田」つまり、「耕した田」に生える、ゴボウのような根っこの植物と言う意味のように思えます。実際に、生えていたのは畑ですが・・・。
スカシタゴボウは、イヌナズナという黄色い花の咲く、ペンペン草のような花にも似ています。
◇じゅん さん ありがとうございます。
素敵なコメントです。ノボロギクに知らせて上げたい気がします。
◇ 理恵子 さん ありがとうございます。
確かに、強いですね。畑一面に広がる、強い繁殖力も持っています。
ホトケノザは、本当は春の花で、ずっと前にも記事にしましたが、まだ咲いていました。
◇ penpen さん ありがとうございます。
もう少し後には、黄色い花びらの名残も落ちて、真白なまん丸坊主になるようです。
◇ナナ さん ありがとうございます。
どうしてか、色々な植物が変わった名前を付けられていますね。もし、花がそれを知ったら、きっと溜息をついてしまうでしょうね・・・。
by albireo (2005-06-04 22:37)
なんて失礼な名前を付けるんでしょうね。
でも皆いい顔してます。
by beer (2005-06-05 18:23)