都心に暮らす虫たち <1> [昆虫]
クロイトトンボ トンボ目 イトトンボ科
東京都千代田区、皇居のお堀沿いの歩道で見付けた、小さな昆虫たちを、何回かに分けて紹介致します。
最初は、『クロイトトンボ』の、まだ若い個体です。
イトトンボは、池の辺などの水辺で見掛けることが多いのですが、このイトトンボは、歩道に面した、茂みの付近を飛んでいました。
『クロイトトンボ』は、水辺で羽化した後、近くにある林などに移動して過ごし、成熟してから、再び水辺に戻って行きます。。
成熟した『クロイトトンボ』は、もっと青く、粉を吹いたような感じになると言うことです。
写真の『クロイトトンボ』は、まだ幼い姿のようです。
このイトトンボは、多分 皇居のお堀で生れたのかも知れません。
でも、イトトンボのいた場所から、お堀の水面までは、僅か3センチ程の昆虫にとっては、相当な距離があります。
イトトンボは幼虫の時期を、このお堀の水の中で過ごしていたのでしょうか。
それとも、向こうに見える皇居の森の、どこかにある池に棲んでいたのでしょうか。
小さなイトトンボは、長い距離を飛んでやって来て、すっかり大人になったら、また同じ距離を戻って行くのです。
それにしても、東京の都心部に、こんなに広い緑地帯があることは、虫たちや鳥たちにとって、とても幸せな事かも知れません。
水辺で生れた小さな命は
水のように透き通る翅で
青く高い空を駆けめぐり
命の限りに羽ばたく翅は
煌めきながら空に溶ける
名前のとおり糸のように細いカラダですね。
そして透き通るような羽、私結構、虫は好きなんですけど最近はそんなに見なくなったきがします。田舎のほうなんですけど、ね。
命の限り生きて子孫を残して、自然のサイクルの中で。
いろいろと考えてしまいました。
by rin (2005-09-05 21:34)
トンボ撮るの難しいですね。
でもさすがです。あの小さなイトトンボがこんなに見事に。
by (2005-09-05 21:49)
目玉と尻尾の先の青い色が面白いですね。背中と言うか肩の辺りもよろいをつけたような感じで、光っていますね~。albireoさんも昆虫を写すのがお上手ですね。
by (2005-09-05 21:54)
かわいいですよね〜。イトトンボ。
すごくいい写真です! なかなか見られないっす、ここまで
きれいに撮られてるのって。
by koza (2005-09-05 22:13)
イトトンボ、子供の頃、よく帽子でつかまえてました。
胴体のカクカクってなるところに面白がってた覚えがあります。
最近、見ませんねぇ(寂)
by shareki (2005-09-05 22:45)
糸トンボは羽をたたんで閉まります。私が先日牧野植物園で撮ったものは羽を広げて止まっていました。「糸トンボ」と書きましたが、未だに疑問に思っています。
by Silvermac (2005-09-05 22:51)
すごい~こんなに うまく撮影できて!
小さくて細長くて 可愛いです。
小さくても 力強く 遠くまで飛んでいくんですね。
by Runa (2005-09-05 23:10)
この儚げで繊細な羽は「翅」という字がピッタリ合いますね。トンボつながりでTBさせていただきました!
by IXY-nob (2005-09-05 23:15)
小さなイトトンボが、そんなに長い距離を移動するとは知りませんでした。
2枚目のイトトンボが一番好きです。とても綺麗ですね。
過去記事ですが、イトトンボつながりということでTBさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
by (2005-09-06 00:10)
細くて真っ直ぐで、パワーを秘めてる感じですね。
「空に溶ける」という表現がとてもステキです☆
by (2005-09-06 02:24)
イトトンボ最近見ていません。
遠くまで移動して、また、ふるさとへ帰るってことなのですか?
弱弱しく見えるイトトンボも、たくましい一面も持っているんですね。
by ziziblog (2005-09-06 03:59)
先週 久しぶりに赤坂などに行っていたのですが、お堀の周りは緑が豊かですよね^^
皇居のまわりだけでなくもっと緑が広がればいいのになぁ。。。
と思いました
素敵な詩です!!
by あやこ (2005-09-06 08:01)
イトトンボは僕も撮りましたが
華奢なところが
繊細で好きな虫です
てもそんなに遠くまで飛ぶんですか?
by gillman (2005-09-06 08:28)
出光美術館から皇居の方をみるのが楽しみでした こんどは 下のほうを散策して見たいと思いました 糸トンボ 目玉とその影も面白くまた 煌めきながら空に溶ける すばらしい言の葉に感心いたしました
albireo さま ブログは全部保存されていらっしゃって いつでも一冊の本にまとめられるようになっているように思います これまでに費やされた時間 エネルギー 皆様に与えられた多くのものを 思いますと感動を覚えます
私も沢山のことを教えて頂きありがとうございました 私ちょっと これから しばらく書のほうに力を注ぎたいと思いますので 更新はあまりできませんが
拝見には伺いますので よろしくお願いいいたします
by さねさし (2005-09-06 09:54)
はじめまして。
イトトンボってキレイですよね。
それにしても、こんなにキレイに撮れるなんて!
うらやましいです。
by 猫ふみふみ (2005-09-06 10:22)
先日遊んでいた公園で、孫を連れたおじいさんらしき方が捕まえていたのがこのトンボでした。
イトトンボ、というのですね。
今度見つけたら、娘に名前を教えてあげたいと思います!
娘が珍しそうにみていたので、おじいさんがそっと差し出してくれたのですが、怖がっているうちにトンボは逃げてしまいました。(^_^;)
by はるまきママ (2005-09-06 12:19)
イトトンボ、はじめてみたんですが、カッコいいですね。
歴史上の名機みたいで。
力学的にも優れてるんでしょうね。
by じゅん (2005-09-06 13:40)
虫の知らせか?都会にもそっと、秋をよしらせてくれるの?
by akamaru (2005-09-06 13:45)
あ!イトトンボだ!
子供の頃、このトンボが大好きでした。
なんていうか、人懐っこいでしょう?
指を差し出すと、ツイと止まってくれるのが、なんだか特別な感じだったのです。
by ナナ (2005-09-06 20:41)
糸トンボっていいですよね♪お盆に糸トンボを見ました。
涼しげな雰囲気が好きです。(≧∇≦)
はじめまして!! m(__)m Runaさんのところから来ました。
Runaさんに、風の詩のalbireoさんなら知ってるかもと言われて
訪問させていただきました!
草花の名前が解らず、気になって困ってます。。
よろしければ、訪問して頂きたいと思います。無理を言ってすみません。
http://blog.so-net.ne.jp/united_arrows/2005-09-05
by ユナ (2005-09-06 20:50)
イトトンボって本当に細くて、色が綺麗ですね。夏の初めに一度見ただけで、それからは見なかったです。
by penpen (2005-09-06 22:19)
イトトンボは、尾がピンと伸びてカッコいい姿ですよね。今年はまだイトトンボを見てないです。
by atom (2005-09-07 00:50)
京都御苑も市の真ん中にあります。碁盤の目になった京都では車で真ん中を突っ切ることができないので、ちょっと邪魔と思うことがありますが、自然の動植物がたくさん見られます。皇居と一緒で都会のオアシスですね。
by barbie (2005-09-07 07:21)
ながーい尾が水色なのもカッコイイ(`・ω・´)シャキーン
by maya (2005-09-09 10:10)
◇ rin さん ありがとうございます。
虫は、確かに減っているように思います。
昔、家の近くにいたクツワムシやキリギリスの声を、もう何年も聞いていません。
それは、やっぱり寂しい事です。
◇ tanaka-ma3 さん ありがとうございます。
トンボは、子供の頃から大好きな虫でした。
だから、撮るのは楽しいのですが、細長いので、ピントは合わせ難いですね・・・。
◇ mimimomo さん ありがとうございます。
昆虫は大好きなので、撮るのは楽しいのですが、細長いトンボは、ちょっと撮り難いです。
◇ こざき さん ありがとうございます。
イトトンボは大好きですが、小さいので、ちょっと撮り難いです。
◇ 渋樹 さん ありがとうございます。
イトトンボは、とても華奢な感じがして、僕にはなかなか捕まえられませんでした。
確かに、節毎に曲がりますね。
◇ SilverMac さん ありがとうございます。
イトトンボの仲間も種類が多いです。
SilverMacさんが、撮られたアオイトトンボも、イトトンボの仲間です。
◇ Runa さん ありがとうございます。
小さいので、なかなか上手く撮れず、失敗した分の方が多いです。
小さな体からすると、お堀から土手を越えて来るのは、きっと大変なことのように思います。
◇ IXY-nob さん ありがとうございます。
僕は、何故か蝶と蜻蛉には「翅」という字を使ってしまいます。
「羽」でも、勿論いいのでしょうが、そう言って頂けると、とても嬉しく思います。
TBありがとうございます。
◇ lapis さん ありがとうございます。
人間からすれば、大した距離ではない訳ですが、あの小さな体を考えると、深いお堀の土手を越えて来るのは、大変なことのように思います。
TBありがとうございます。
◇ Kaori さん ありがとうございます。
とても華奢に見えますが、時に力強い面も見えたりします。
透明な翅は、僕にはとても美しく感じます。
◇ zizi さん ありがとうございます。
僕も、随分久し振りで見ました。
人間から見れば、大した距離ではないでしょうが、多くのイトトンボと違って、水辺から離れて、近くの林などへ移って行き、繁殖時期になると、水辺へ戻るのだそうです。
◇ あやこ さん ありがとうございます。
皇居だけでなく、赤坂の東宮御所にも、一般には開放されていない、鳥や虫たちの聖域があるようです。
少しでも、木々のある場所が増えていくといいですね。
◇ gillman さん ありがとうございます。
お堀の水面から、深い土手を飛んで、内堀通り沿いの歩道までは、人間から見ると、すごく遠くまでという距離ではないと思いますが、僅か3センチ程のイトトンボの大きさを思うと、やはり長い距離のように感じました。
◇ sanesasi さん ありがとうございます。
出光美術館の休憩所からは、皇居の森がよく見えますね。
皇居の一部の「東御苑」は、一般に開放されていて、とても気持ちの良い場所ですから、もしまだ行かれていらっしゃらないのでしたら、散策されることをお奨めします。
ブログをお休みになられるのは、とても寂しいですが、書に専念されて、また余裕が出来ましたら、きっと戻って来て頂きたいと思っております。
◇ 猫ふみふみ さん はじめまして、ありがとうございます。
小さくて撮り難いので、沢山撮っていますが、失敗の方が多いです。
◇ はるまきママ さん ありがとうございます。
元気な真葵ちゃんも、虫は恐いのですね。
でも、最近は昆虫と触れ合う機会も減って来ているので、無理もないかも知れませんね・・・。
◇ じゅん さん ありがとうございます。
初めてですか?
やっぱり、最近は減っているのでしょうか、僕も久し振りに見ました。
◇ あかまる さん ありがとうございます。
「虫の知らせ」ですか!
上手いですね!コメントに、nice!を押したい程です!
◇ 吉井春樹 さん nice!ありがとうございます。
◇ ナナ さん ありがとうございます。
前に頂いたコメントで、イトトンボが好きだと言われてましたね。
覚えていましたよ。僕も、イトトンボは可愛いと思います。
でも、とても華奢な感じがするので、なかなか捕まえられない虫でもありました。
◇ ユナ さん はじめまして、ありがとうございます。
Runaさんのご紹介で、ご訪問頂きまして、とても嬉しく思います。
早速、こちらからもご訪問させて頂きました。
今回は、何とかお役に立てたようで、ホッとしました。
実は、僕は園芸品種に関しては、あまり詳しくないものですから・・・。
◇ penpen さん ありがとうございます。
イトトンボは、大好きな虫の一つですが、最近はあまり見かけません。
久し振りに会えて、とても嬉しかったです。
◇ atom さん ありがとうございます。
僕も、もう何年もイトトンボを見ていなかったように思います。
今年も、もしブログをやっていなければ、今回の場所に足を止めなかったかもしれません。
◇ barbie さん ありがとうございます。
僕も、以前あの辺を歩いている時、なかなか思う方角に行けず、大変な思いをしました。
やはり、京都に住んでいる方でも、そうなのですね!
小さな動植物にとっては、やたらに人間が入れない場所というのも、大切なように思います。
都会の中に、そういう場所があることは、改めて素晴らしいと感じます。
◇ maya さん ありがとうございます。
尻尾のイメージ「シャキーン」って、ピッタリです!
mayaさんの表現、nice!を押したいです!
by albireo (2005-09-09 22:22)