那智の火祭り [祭礼・行事]
日帰りで、『那智の火祭り』を拝観して来ました。
日帰りはいつものことですが、今回は、東京駅を六時ごろに出るのぞみで行っても、現地へ着くのは十二時頃という、ちょっときつい行程ではありました。
毎年七月十四日に、和歌山県那智勝浦町の『那智の滝』の前で行われる『熊野那智大社』の神事が『那智の火祭り』です。
火祭りと言うので、夜の祭りのように思われがちですが、当日は午前十一時ごろからの様々な行事に続いて、午後二時から火祭りの神事が執り行われます。
十二本の大松明は、桧の木で作られており、一体が重さが50㎏~60㎏もあるそうです。
大松明が通ると、幾重もの人垣の内にいてさえ、すごい熱さを感じました。
この神事は、十二体の扇神輿(おおぎみこし)に移した十二柱の熊野の神々を、滝前の『飛滝神社』へお迎えする際、その通られる道を炎で清めるという意味があるのだそうです。
十二体の扇神輿は、『御滝』の姿を表したものと言われ、高さは6mあります。
滝前に並べられた『扇神輿』の前で、神職による神事が執り行われます。
火祭りが終わり、帰途に着く人々。
新聞によると、この日約1万人が集まったそうです。
僕の割合近くで、別の誰かが担いでいた三脚をぶつけられて、頭に軽い怪我をしたお年寄りがいました。
最近、中高年カメラマンのマナーの悪さが目立ちます。
僕自身は、大荷物の機材を担いで行くようなことはありませんが、それでも他人へ迷惑を懸けないように、心して行動しなければならないと感じます。