晩秋 [季節]
秋の色に染まった木の葉は
舞い散りながら街を彩り
空を吹き渡って行く風は
少しづつ寒さを運んで来る
ひっそりと繰り返される
日々の明け暮れの中にも
鮮やかな変転を感じながら
散り敷いた落葉を踏みしめて
僕はまた緩やかに歩き始めよう
冬と言う一つのエピローグに向けて
揺蕩うように移ろって行く
季節の物語を読み進めるように
前回の更新から、6ヶ月近くが過ぎてしまいました。
その間にも、沢山のnice!やコメントを頂いていたのですが、何の対応も出来ておらず、大変申し訳なく思って居ります<m(_ _)m>
また、11月23日には、mimimomoさんからはブログのコメント欄に、枝動さんからはFacebookに、それぞれ誕生日祝いのメッセージを頂きながら、お返事も出来ないままになってしまい、誠に済みませんでした…
誕生日と言えば、11月23日から、介護保険の保険証も届き、65歳の「前期高齢者」となってしまいましたが、あまりその自覚もなく、変わらない日々を過ごしています。
とは言え、昨年の12月から、父親が「要介護1」の認定を受けて以来、それなりの見守りも必要となり、様々にこれまでとは異なる状況にあることも事実ではあります…
それは例えば、2時間以上、父親を一人残して家を空けることが、僕自身不安であることもあり、一人でトーハク(東京国立博物館)などへ行くことが出来なくなってしまったということです。
そのため、古くからのブログ仲間である春分さんやねこじたんさんからの、バーベキューや忘年会への折角のお誘いも、お断りせざるを得ない状況となっています。
ただ、昨年の退院の際に、(恐らくは認知症予防という意味合いもあってか…)病院から「出来るだけ外に連れ出して下さい」という指示を受けたこともあり、最低でも月に一度は、トーハクや佐倉の歴博(国立歴史民俗博物館)の「くらしの植物苑」等へ出掛けていますが、それは僕にとっても一つの楽しみとなっています。
この記事の写真も、11月末に、車椅子を押しながらトーハクへ出掛けて撮って来たものです。
撮影に使ったカメラは、長く使っていた一眼レフが故障してしまったことと、車椅子を押しながら大きな一眼レフを使用するのが不便であるため、スマートフォンのカメラ機能を使用しています。
以前、小学館の雑誌「サライ」の記事で、フランス文学者と言うよりも、昆虫の専門家として知られる奥本大三郎さんが、「スマートフォンを使い始めてから、そのカメラ機能を使うことが多くなり、一眼レフの出番が少なくなった」と、そんな内容のお話をされて居られましたが、今は僕も同様に感じています。
とは言え、長年一眼レフカメラに馴染んで来た僕としては、スマートフォンのカメラでは、やはり些かの物足りなさも感じるので、車椅子を押しながらでも使いやすそうな小型のミラーレス一眼も選択肢に、新しいカメラの購入も検討中です。
「法隆寺国宝館」前の池には、桜と楓の葉が浮かんでいて、表敬館前のユリノキの枯葉の浮かぶ池とは異なる、少し優しい雰囲気が感じられます。
そう言えば、先月迄放送していた、NHKのミステリードラマ「スニッファーズ 嗅覚捜査官」を見ていたら、登場する病院の建物が、トーハクの「法隆寺宝物館」だと気が付きました。
僕は、テレビドラマはあまり見ない方だと思いますが、それでもトーハク本館の建物や、本館内部正面の階段などは、全く異なる場所としての設定で、様々なドラマのロケ地として使われているのを度々見掛けます。
独立行政法人として、自ら運営費を稼がなければならない国立博物館としては、施設の貸し出しも重要な資金源なのでしょうが、トーハクファンである僕にとっては、ドラマの中等に、思い掛けない設定で、トーハクの建物が出てくるのを見付けると、何故かとても嬉しい気分になります。
おはようございます^^
一安心です。永らく更新がないとちょっと心配になります。お父上様も要介護の認定を受けられたとはいえお元気そうなので良かったです。
11月12月と二月続きで上野に行ったのですがトーハクには寄らず仕舞い。なかなか思うようにいきません。
そう言われてみればトーハクの建物って病院などの入り口とちょっと似通っていますね^^
by mimimomo (2016-12-24 07:15)
こんにちは。
お元気そうで何よりです(^^)
わざわざ記事中への書き込みをありがとうございます。
by 枝動 (2016-12-24 14:26)
お久しぶりです。
albireoさんどうしていらっしゃるかなあと思っていましたが、
一人で自由に、とはいかないにせよ少しはお出かけになっているごようす、
ちょっとほっとしました。
私も母の具合がいよいよほっておけない状態になり、
介護保険申し込みの準備を始めたところです。
認定を受けられるほどの衰えではなさそうですが、
長年の家族の介護、看護で精神的に疲弊し、加えて体も老化してきており、
私も離れて暮らしているため心配は尽きず、
具合が悪くなったときの手助けが受けられる方法を模索しています。
by はてみ (2016-12-24 19:39)
お久しぶりです。
一言に介護と言っても、大変な事が沢山ありますよね。
どうかalbireoさんご自身もお身体無理なさらないでくださいね。
by sasasa (2016-12-25 22:28)