正月行事 [季節]
もう、一月も半ばとなりました。とっくに、松も取れて、鏡開きも終わってしまいました。
年が明けても、相変わらず慌しい気分のまま、時間だけが過ぎて行ってしまうようで、ブログの更新も滞ってしまいました。
写真は、年末の記事でも触れた、トーハク(東京国立博物館)の「博物館に初もうで」のイベントで演じられていた「葛西囃」の獅子舞です。
「博物館に初もうで」の企画も、今年で干支を一回りして、12年目になったと言うことです。企画自体は、1月12日まで開催されていますが、獅子舞や曲芸、和太鼓の演奏などのアトラクションは、1月2日・3日のみの公演で、僕は2日に行って来ました。
当日は、11時半頃に着いたのですが、入り口の入館券売り場には、かなり長い行列が出来ていたようです。
僕は、トーハクへはかなり頻繁に出掛けるため、以前から「東京国立博物館友の会」に入会しているので、チケット売り場には並ばずに入館しましたが、今年はデパートの三越とタイアップしての、スタンプラリーの企画もあったようなので、余計に混んでいたのかも知れません。
昔の正月には、あちこちで獅子舞が見られたようですが、現在はこうしたイベントにでも参加しない限り、なかなか目にすることは出来なくなっているように感じます。
獅子舞の後には、恵比寿さまと大黒さまが、それぞれの舞を披露してくれました。
毎年行われる「江戸の遊芸」ですが、今年は仙丸さんの太神楽でした。
昨年は、林家二楽さんの紙切りで、その前の年は今年と同じく仙丸さんの太神楽でした。
昨年と一昨年の、僕のブログの記事を確認すると、共に風が強く、二楽さんも仙丸さんも、非常に苦心して居られたことを書いていました。今年は、風はありませんでしたが、非常に天気が良く、太陽が眩しいことで演技がし辛かったようでした。
今年の本当の初詣は、トーハクから10分程のところにある、寛永寺根本中堂でした。
あまり大きなお堂ではありませんが、1月2日・3日の二日間だけ、トーハク企画とタイアップして、開扉されます。内陣には江戸時代の仏像が安置されていて、この二日間だけ、写真撮影は出来ませんが、自由に拝観することが出来ます。
初詣と言えば、トーハク本館の彫刻室には、多くの仏像が展示されていますから、その前で手を合わせている人も時折見掛けます。
しかし、博物館の仏像の展観を、初詣と言えるのかどうか、僕には些かの疑問が残りますが、そのことは説明に手間が掛かりそうですから、何れまた別の記事に書くことにします。
写真は、鎌倉時代の弁才天座像。
七福神の内の一体と言うこともあってか、この期間には、良くこの像が展示されています。
この、少し特殊な宇賀弁財天は、トーハクの展示品の中では、僕の大好きな仏像の一つであるため、いつも暫く見惚れてしまいます。
この日、僕と殆ど同時にこの像の前に来た若い女性が、この弁天さまを見つめながら、「美人だよね~家にも欲しいなぁ」と、一緒に来ていた母親と思われる女性に話しているのが、耳に入って来ました。
「家にも欲しいなぁ」と言うのは、僕にとっても将にその通りなので、妙に納得してしまう一言でした…
トーハク前庭の芝生に展示されている羊の石像。
朝鮮時代(18~19世紀) 韓国江原道の羊の像で、墳墓を守るために造られた石造だと言うことです。
像の解説板には、「未年特別展示」の紙が貼付されていましたが、実際には未年とは関係なく、通年この場所に展示されています。
慌ただしいと言いながらも、トーハクには何度か出掛けて行きました。
実は、今日一月十五日も、昨日から始まった「特別展 みちのくの仏像」を観に行って来たところです。
寒い時期なので、寒がりの父親を連れて行くにはどうしたら良いかと思っていたのですが、先週別の件でトーハクのサイトを検索していると、FQAのページに、「身体障害者手帳」を提示すれば、駐車場を使用させて貰えることが書かれていることに気が付きました。早速問い合わせてみると、「身体障害者手帳」の保有者に限り、特別に利用させて貰えると言うことだったので、事前に予約をお願いして、今日行って来ました。
都内は一方通行が多いので、車で走るのは苦手なのですが、思い切って行って見ると、上野までであれば割合楽に行けることが分りました。今日は生憎の悪天候で、構内では少し雨に降られましたが、いつもながらトーハクの職員の方々には、とても親切に対応して頂きました。感謝致します<m(_ _)m>
色々と便利だったので、今後父親とトーハクへ出掛ける際には、車を利用することにしようと思っています。
「特別展 みちのくの仏像」の展示は、本館特別5室で行われていますが、本館の建物前の庇の下には、小型の船舶が展示されていました。
この船は、岩手県立高田高校・海洋システム科の練習船「かもめ」と言います。
3.11の震災の時、陸揚げされていた港から流され、2年間ほど漂流した後、米国カリフォルニアにたどり着いたと言うことです。
本来は、陸前高田市立博物館の所蔵品ですが、今回の「特別展 みちのくの仏像」に合せて、トーハクの本館前で展示されています。
実際には、伝統的な正月の行事は、殆ど何もしていないのですが、七草がゆだけは例年通り作りました。
この時期の花は、家の中では、早咲きの梅と父親の知人から頂いた赤いシクラメンが咲いていますが、庭に咲いている花がないので、JAの直売店の「しょいか~ご」から、1株80円のビオラを、3株ほど買って来ました。暫くは、綺麗に咲いていてくれそうです。
おはようございます^^
こう言う伝統芸と言うのか、見たことがないです。
子供のころは確か一~二度、獅子舞など見たような気もしますが・・・
七草粥を作られるのですか? まめですね^^ わたくしは今年はパス。
by mimimomo (2015-01-16 06:57)
正月行事、風習は年々消えて行っているのでしょうね。
当地でも、つい最近まで 松の内は、お囃子が聞こえ、
旧家の門口に獅子舞の訪れている風景を目にしていましたが、
今年は全く気配はありませんでした。
by きまじめさん (2015-01-17 00:12)
羊の石像、なんか丸っこくて、ユーモラスな感じがしてカワイイですね^^。
獅子舞はウチの近所では見たコトがありませんが、母の実家の方では、
正月に家々を訪問して回っていたそうです。
七草がゆ、今年は食べませんでした。意外と美味しいんですよね、これ^^;。
by sakamono (2015-01-17 13:48)
年末年始の休みもあっという間に過ぎ去ってしまいました。駐車場が使えることがわかってよかったですね。知っていれば便利なことも、情報としてキャッチするのは案外難しいと思うのです。父が生きていたころ、母が一緒に映画に行くのに、行列に並んで待つのは大変だと映画館に問い合わせてみたら、障害者ということで、待たなくてもいい対応がありました。そういうのって、問い合わせればわかるんだけど、そもそも問い合わせるのを思いつかなかったりします。寛永寺には父の実家のお墓がありますが、しばらく行っていないなあ。
by はてみ (2015-01-17 23:22)
お久し振りです
私も年明けから仕事がエンジン全開で
休日はゆっくりしてることが多いです
七草がゆは食べそこねました(´・_・`)
by ken_jp (2015-02-01 19:09)