SSブログ

出会えた昆虫たち 5月~7月 [昆虫]

_DSC0049.jpg

 今年はまだ、沢山の昆虫と出会えていません。 

 でも、夏が近づいて来ると、庭を訪れる虫たちも、少しづつは増えても来ます。

 そんな虫たちの最初の一枚は、ニワナナカマドの蕾に産卵する、ルリシジミです。
 よく見ると、卵を産み付けている蕾の少し上には、既に別の蕾に産み付けられた白っぽい卵が見えています。

_DSC0045.jpg

 ニワナナカマドの葉に止まって、羽を開閉するルリシジミ。

 なかなか、羽を開いたままじっとしてはくれません。

 ♂だともっと綺麗な青い色なのですが、♀の羽は、少し地味な色合いです。

_DSC0132.jpg

 六月頃の家の庭に、沢山現れるのは、テントウムシです。

 紅白に咲き分ける梅の木に、毎年大量のアブラムシが発生します。

 以前は、園芸用の防虫剤をスプレーすることもありましたが、葉の上に沢山のテントウムシの幼虫や蛹を見付けた時から、薬剤の使用は中止しました。

_DSC0134.jpg

 家の梅の木に来てくれるのは、殆どがナミテントウのようですが、上の写真も多分、ナミテントウの蛹だと思います。

_DSC0115.jpg

 既に羽化した後の、蛹の抜け殻です。右の方に、ぼんやり写っているのは、未だ羽化していない蛹です。

 このように、一枚に数匹の幼虫や蛹が乗っている葉が、沢山有りました。

 羽化した成虫は、梅だけではなく、庭の他の植物に飛んで行って、害虫を駆除してくれているようです。

_DSC0156.jpg

 ナミテントウの成虫です。

 これは、ナミテントウの模様としては、比較的ポピュラーな模様の個体です。 

_DSC0111.jpg

 ナミテントウは、斑紋の変化が非常に激しい昆虫です。

 前の写真と見比べると、まったく別の種類のテントウムシのように見えますが、以前色々と調べてみたところからすると、多分この個体もナミテントウです。

_DSC0018.jpg

 ミカイドウの、葉の落ちてしまった枝先に止まっていたトンボ。

_DSC0008.jpg

 見分けの重要なポイントである、胸の模様が良く見えるように、何枚も写真を撮りました。

 
 トンボの見分け方が解り易く説明されている『トンボ入門』(新井 裕 著・どうぶつ社 刊)で確認すると、思った通りでしたが、ノシメトンボでした。
 成熟した♂でも、あまり赤くなりませんが、アカトンボの仲間です。

_DSC0001.jpg

 多分六月末頃に、山椒の木に発生した、ナミアゲハの幼虫です。

 ブログ仲間のはてみさんの記事に依ると、「柚子坊(ゆずぼう)」という、なかなか可愛らしい別名があるそうです。

 7月1日に、この写真を撮った時には小さな山椒の木に、5匹もいました…でも、既に殆どの葉を食べ尽していて、これからどうするのかと思っていたのですが…

 翌日の午後には、もう一匹も残っておらず、葉もすべて食い尽くされていました…多分、葉を食い尽して、見通しの良くなったところを、鳥に狙われたのでしょうか…

 その後、山椒は再び芽吹き初めましたが、元のように葉が茂るのかどうか、少し心配ではあります…

 ここまでは、家の庭にいた虫たちでした。

 次は、外出先で撮った虫たちの写真です。

_DSC0103.jpg

 コシアキトンボは、主に水辺で見掛けますが、大抵水の上を忙しなく飛び回っていて、滅多に止まってくれません。

 たまに、こうして止まってくれると、ちょっと嬉しくなります。

_DSC0042.jpg

 ハルジオンが咲いていると、蝶がいないかと探すのですが、今年はあまり蝶たちに出会えていません。

 それでも、咲いている花を見掛ける度に、近付いて見ていたら、漸くベニシジミに出会えました。

_DSC0048-01.jpg

 そして最後は、僕がどの蝶よりも出会いたい、アオスジアゲハです。

 5月頃から、何度か見掛けてはいたのですが、なかなかタイミングが合わず、 6月30日になって、やっと撮れたのがこの写真です。
 その時、何回かシャッターを切りましたが、取り敢えず撮れていたのは、この一枚きりでした…

 去年は、5月の初め頃には、沢山の写真が撮れていたのですが、今年は一月近くも遅れてたった一枚しか撮れなかったのは、ちょっと悔しい気持ちもありますが、まだ夏はこれからなので、また何処かで出会えることを期待したいと思っています。


nice!(23)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 23

コメント 8

mimimomo

おはようございます^^
お庭にも蝶やトンボも来てくれて良いですね。我が家はほとんど殺虫剤は使わない(薔薇だけが例外)のですが、あまり昆虫類は来てくれません。ホトトギスとクチナシに来ます。
こんなに沢山いるのが羨ましいですが、albireoさんの観察力もわたくしなどよりずっと勝っていらっしゃる^^  わたくしはきっとタナゴを見つけられないですね。
by mimimomo (2014-07-10 06:32) 

ぜふ

ルリシジミはなかなか開張してくれませんよね・・でもわずかなチャンスをうまく捉えています。
ナミテントウたちの写真もつやつやとよく撮れてますね~
アオスジはさすがです^^

by ぜふ (2014-07-10 06:56) 

ゴーパ1号

2週間前、モンシロチョウが大量発生!
ちょっとびっくりでした^^;
by ゴーパ1号 (2014-07-10 11:55) 

bun-ta

アオスジアゲハ、ベニシジミ、綺麗ですね。
今年は、小蜜柑やカボスが、実が育っているのに若葉が出てきたり、再び蕾をつけたり、おかしな感じです。
兎に角寒暖差が激しく、植物も昆虫も混乱してるのではないかと思うほど。
今後がまた心配ですね。
台風の被害が大丈夫でしょうか?
大きな被害が出ません様に。
by bun-ta (2014-07-10 16:53) 

きまじめさん

山椒の木に向き合ってっしがみついている2匹の、ナミアゲハの幼虫、
なんとなく愛嬌があって可愛いですね。
by きまじめさん (2014-07-11 23:49) 

sakamono

斑紋の変化が非常に激しいとは知りませんでした。
私なら違う種類のテントウムシだと思ってしまうコトでしょう。
アオスジアゲハ、私も時々見かけましたが、撮るに至っていません^^;。
by sakamono (2014-07-12 13:35) 

ねこじたん

じっくりと 向かい合ってるのが
すごいな〜
虫さん まだ撮ったときないです…
by ねこじたん (2014-07-15 20:13) 

mitu

感動です

by mitu (2014-07-25 08:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

マツヨイグサの仲間鎌倉時代の仏像 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。