出会えた昆虫たち 5月~7月 [昆虫]
今年はまだ、沢山の昆虫と出会えていません。
でも、夏が近づいて来ると、庭を訪れる虫たちも、少しづつは増えても来ます。
そんな虫たちの最初の一枚は、ニワナナカマドの蕾に産卵する、ルリシジミです。
よく見ると、卵を産み付けている蕾の少し上には、既に別の蕾に産み付けられた白っぽい卵が見えています。
ニワナナカマドの葉に止まって、羽を開閉するルリシジミ。
なかなか、羽を開いたままじっとしてはくれません。
♂だともっと綺麗な青い色なのですが、♀の羽は、少し地味な色合いです。
六月頃の家の庭に、沢山現れるのは、テントウムシです。
紅白に咲き分ける梅の木に、毎年大量のアブラムシが発生します。
以前は、園芸用の防虫剤をスプレーすることもありましたが、葉の上に沢山のテントウムシの幼虫や蛹を見付けた時から、薬剤の使用は中止しました。
家の梅の木に来てくれるのは、殆どがナミテントウのようですが、上の写真も多分、ナミテントウの蛹だと思います。
既に羽化した後の、蛹の抜け殻です。右の方に、ぼんやり写っているのは、未だ羽化していない蛹です。
このように、一枚に数匹の幼虫や蛹が乗っている葉が、沢山有りました。
羽化した成虫は、梅だけではなく、庭の他の植物に飛んで行って、害虫を駆除してくれているようです。
ナミテントウの成虫です。
これは、ナミテントウの模様としては、比較的ポピュラーな模様の個体です。
ナミテントウは、斑紋の変化が非常に激しい昆虫です。
前の写真と見比べると、まったく別の種類のテントウムシのように見えますが、以前色々と調べてみたところからすると、多分この個体もナミテントウです。
ミカイドウの、葉の落ちてしまった枝先に止まっていたトンボ。
見分けの重要なポイントである、胸の模様が良く見えるように、何枚も写真を撮りました。
トンボの見分け方が解り易く説明されている『トンボ入門』(新井 裕 著・どうぶつ社 刊)で確認すると、思った通りでしたが、ノシメトンボでした。
成熟した♂でも、あまり赤くなりませんが、アカトンボの仲間です。
多分六月末頃に、山椒の木に発生した、ナミアゲハの幼虫です。
ブログ仲間のはてみさんの記事に依ると、「柚子坊(ゆずぼう)」という、なかなか可愛らしい別名があるそうです。
7月1日に、この写真を撮った時には小さな山椒の木に、5匹もいました…でも、既に殆どの葉を食べ尽していて、これからどうするのかと思っていたのですが…
翌日の午後には、もう一匹も残っておらず、葉もすべて食い尽くされていました…多分、葉を食い尽して、見通しの良くなったところを、鳥に狙われたのでしょうか…
その後、山椒は再び芽吹き初めましたが、元のように葉が茂るのかどうか、少し心配ではあります…
ここまでは、家の庭にいた虫たちでした。
次は、外出先で撮った虫たちの写真です。
コシアキトンボは、主に水辺で見掛けますが、大抵水の上を忙しなく飛び回っていて、滅多に止まってくれません。
たまに、こうして止まってくれると、ちょっと嬉しくなります。
ハルジオンが咲いていると、蝶がいないかと探すのですが、今年はあまり蝶たちに出会えていません。
それでも、咲いている花を見掛ける度に、近付いて見ていたら、漸くベニシジミに出会えました。
そして最後は、僕がどの蝶よりも出会いたい、アオスジアゲハです。
5月頃から、何度か見掛けてはいたのですが、なかなかタイミングが合わず、 6月30日になって、やっと撮れたのがこの写真です。
その時、何回かシャッターを切りましたが、取り敢えず撮れていたのは、この一枚きりでした…
去年は、5月の初め頃には、沢山の写真が撮れていたのですが、今年は一月近くも遅れてたった一枚しか撮れなかったのは、ちょっと悔しい気持ちもありますが、まだ夏はこれからなので、また何処かで出会えることを期待したいと思っています。
おはようございます^^
お庭にも蝶やトンボも来てくれて良いですね。我が家はほとんど殺虫剤は使わない(薔薇だけが例外)のですが、あまり昆虫類は来てくれません。ホトトギスとクチナシに来ます。
こんなに沢山いるのが羨ましいですが、albireoさんの観察力もわたくしなどよりずっと勝っていらっしゃる^^ わたくしはきっとタナゴを見つけられないですね。
by mimimomo (2014-07-10 06:32)
ルリシジミはなかなか開張してくれませんよね・・でもわずかなチャンスをうまく捉えています。
ナミテントウたちの写真もつやつやとよく撮れてますね~
アオスジはさすがです^^
by ぜふ (2014-07-10 06:56)
2週間前、モンシロチョウが大量発生!
ちょっとびっくりでした^^;
by ゴーパ1号 (2014-07-10 11:55)
アオスジアゲハ、ベニシジミ、綺麗ですね。
今年は、小蜜柑やカボスが、実が育っているのに若葉が出てきたり、再び蕾をつけたり、おかしな感じです。
兎に角寒暖差が激しく、植物も昆虫も混乱してるのではないかと思うほど。
今後がまた心配ですね。
台風の被害が大丈夫でしょうか?
大きな被害が出ません様に。
by bun-ta (2014-07-10 16:53)
山椒の木に向き合ってっしがみついている2匹の、ナミアゲハの幼虫、
なんとなく愛嬌があって可愛いですね。
by きまじめさん (2014-07-11 23:49)
斑紋の変化が非常に激しいとは知りませんでした。
私なら違う種類のテントウムシだと思ってしまうコトでしょう。
アオスジアゲハ、私も時々見かけましたが、撮るに至っていません^^;。
by sakamono (2014-07-12 13:35)
じっくりと 向かい合ってるのが
すごいな〜
虫さん まだ撮ったときないです…
by ねこじたん (2014-07-15 20:13)
感動です
by mitu (2014-07-25 08:01)