一葉桜 及び、トーハクの花・風神雷神図屏風 [博物館]
トーハク(東京国立博物館)の構内に咲いていた、イチヨウザクラです。
正門から、法隆寺館へ向かう道筋に、かなり大きな木があって、沢山の花が咲いていました。(4月10日撮影)
ソメイヨシノなどの桜が終わると、八重桜が咲き始めますが、実を言うと僕は、八重桜の花にはあまり心惹かれることがありません…
しかし、例外はあって、トーハクで毎年見る、このイチヨウザクラは、何故かとても好きで、咲いていると思わず立ち止まって、暫く眺めてしまいます。
ほんのりとした薄紅色を含んだ白い花びらが、幾重にも重なり、花の中央から、細い葉と化した一本の雌しべが見えている様子が、「イチヨウ(一葉)」の名の由来だそうです。
この木は、人の背丈くらいの高さに広がった枝に、沢山の花が咲いているので、通る人の殆どが、枝の前に立ち止まって写真を撮っていました。
つい先日の、4月13日まで本館裏の庭園を開放していましたが、もう桜も終わったので、今は閉じられています。
ここからは、その庭園内で撮った写真です。
上のムラサキハナナは、例年群生していたのですが、今年はほんの僅かしか咲いていませんでした…
フッキソウは、庭園の通路沿いに植えられています。
「富貴草」と書きますが、庭にでも植えて置くと、お金が入って来るようにでもなるのでしょうか?
世間には「金の生る木」とか「幸福の木」とか、そんな怪しげな流通名で売られている木がありますが、このフッキソウの名はどこから来たのでしょうか?
また、この植物は、図鑑に依って「常緑小低木」とも、「常緑多年草」とも書かれていて、一体どちらなのか、それも良く分かりません…高さが10~30cm程なので、実際には木とは思えませんが…
まだ、細くて小さな木でしたが、モクレンが咲いていました。
少し前の記事に、ハクモクレンの写真を載せましたが、こちらが本来の「モクレン」で、白い花が咲く「ハクモクレン(白木蓮)」に対して、紫色の花が咲くため「シモクレン(紫木蓮)」とも呼ばれています。
キランソウも、庭園内のあちらこちらで、見ることが出来ます。
家の近くのスズメは、近寄れば忽ちのうちに逃げてしまいますが、都内のスズメは思い切り近寄っても、先ず逃げられることはありません。
飛び立とうとしているスズメ。
この場所で、何か餌を啄ばんでいたので、嘴にちょっと餌のかけらが付いています。
こちらは、東洋館の前あたりにいたスズメ。
やはり、 かなり近寄っても、平気で止まっていてくれるので、写真を撮る者としては、とても助かります。
トーハクでは、5月18日まで、特別展「栄西と建仁寺」を開催しています。
そこには、俵屋宗達の筆による、国宝「風神雷神図屏風」が出展されています。
トーハクには、それを模写したとされる、尾形光琳筆の「風神雷神図屏風」(重要文化財)が所蔵されていますが、特別展「栄西と建仁寺」に併せて、光琳筆の「風神雷神図屏風」が、やはり5月18日まで、本館2階の第7室で公開されています。
特別展では、当然写真撮影は出来ませんが、光琳筆の「風神雷神図屏風」については、有り難いことに写真撮影を許可してくれています。
他にも、仏像の写真を撮ったのですが、それはまた別の仏像の記事に、載せたいと思っています。
おはようございます^^
一葉桜はやはり素敵。上品な感じが好き^^
フッキソウは商売繁盛に繋がると、以前はスーパーの店先などでも見かけましたが、この頃はなくなっています。白い真珠のような実がつくところから、また常緑の葉が繁栄に繋がるからとか・・・名前の由来が書かれていますが、どうでしょうね^^
by mimimomo (2014-04-16 10:05)
八重桜は、パッと見のインパクトがあって、キレイだなぁ、とは思いますが
八重ではないサクラの方が、清楚な感じがしますね。主観ですが^^;。
う~ん、やっぱり都会に住むスズメは、人馴れしているんですね。
by sakamono (2014-04-19 12:25)
こんにちは^^
今日青葉の森公園へ行ったら、まだ一葉が咲いていました。姿は悪くなっていましたがそれでも写してきました^^
by mimimomo (2014-04-27 17:52)