オレンジ色の蝶・カミキリ・アブ [昆虫]
藪の中の葉に、見たこともない、オレンジ色の模様のチョウが止まっていました。
何というチョウなのか、家へ戻ってから図鑑で調べるためにも、せめて少しでも、翅の裏側を見たいと思って、暫く待っていると・・・
ウラギンシジミ 裏銀小灰蝶 鱗翅目 シジミチョウ科
閉じかけてくれた翅の裏がまっ白だったので、図鑑に当たるまでもなく、ウラギンシジミのオスだと分かりました。
実は、かなり以前に、メスの個体を見たことがあったのですが、オスの実物を見るのは初めてでした。
勿論、メスを見た際に、図鑑で確認してはいましたが・・・
2005年11月8日の記事に載せた、ウラギンシジミ ♀
腐った果実の汁などを好むらしく、鳥の食べ残した実の残った
柿の木に来ていました。
シジミチョウの場合、大抵こんな風に翅を閉じて止まっています。「翅を開いてくれ!」と思って待っていても、なかなか開いてくれないのが普通なのですが・・・
この個体は、嬉しいことに、何度も何度も、翅を閉じたり開いたりしてくれました。
ベニシジミ 紅小灰蝶 鱗翅目 シジミチョウ科
ベニシジミには、「紅」と言う文字が当てられていますが、どちらかと言えば、オレンジ色と言った方が良さそうな色の翅を持っています。
珍しい蝶ではなく、むしろ何処にでもいる蝶ですが、何だかとても可愛らしく思えて、見掛ける度に、思わずレンズを向けてしまいます。
翅の色や模様だけでなく、このちょっときつそうな感じの黒い目にも、可愛らしさを感じるのかも知れません。
トラカミキリ 虎天牛 甲虫目 カミキリムシ科
ハチが怖いと感じる方には、一見スズメバチと見間違うかも知れません。
実際に、スズメバチに擬態しているのではないかと言う説もあるそうですが、ススメバチが好きで、然程怖いとも思っていない僕は、そう簡単には騙されません・・・
飛び立つために、翅を広げようとしています。
この後、何処かへ飛んで行ってしまいました。
トラカミキリの名前の由来は、言うまでもなく、虎のような黒と黄色の模様のせいです。
虎の模様と言うことで、トラフカミキリ(虎斑天牛)とも呼ばれます。
幼虫は、桑の木の幹の内部を食い荒らすため、桑の害虫とされています。
広辞苑によると、クワトラカミキリ、クワトラムシの別名もあるそうです。
アオメアブ 青目虻 ハエ目 ムシヒキアブ科
ちょっとアングルが良くないので、目が茶色に見えますが、正面から見ると、綺麗な青緑色の目をしているため、アオメアブと呼ばれます。
こちらの方が、目の青緑の部分が、分かり易いかも知れません。
何だか、鋭そうな嘴を持っていますが、このムシヒキアブの仲間は肉食で、トンボやコガネムシのような甲虫などをも捕まえて、この嘴で体液を吸い取ってしまいます。
僕は以前、ムシヒキアブ科のアブが、自分よりも大きなハチを捕まえているの、を見たことがあります。
ムシヒキアブ科のアブは、基本的には人を襲うことはないそうですが、捕まえたりしようとすれば、刺される可能性は高いと思われます。また、この仲間のシオヤアブは、人間や家畜などに向かって来ることもあると言いますから、やはり気を付けるに越したことはないと思います。
サービスのいいウラギンくんでよかったですね^^
ベニシジミはかなり美麗な種類だと思いますが、あまりに普通にいるので珍しがられないですね^^;
トラカミキリはちょこちょこと動き回って撮影タイヘンですよね・・
by ぜふ (2013-08-30 06:50)
こんばんは^^
綺麗な蝶ですね。
まだ見たことがないです。
ベニシジミは可愛いですよね。
小さいから写真を撮ってもなかなか目に焦点が合わなくて(__;
失敗作が出来てしまいます。
by mimimomo (2013-08-30 19:06)
ハーレーカラーの羽の裏はシルバー!
むっちゃモダンですね☆
by barbie (2013-08-30 21:21)
ウラギンシジミ、オレンジ色の模様も美しいチョウですね。
初めてみました。
昨日ひまわりに蝶が止まっているのを見つけて撮ろうと思いましたが、
シャッターを押す度に羽をすぼめてしまいうまく撮れませんでした。
難しいですね。
by きまじめさん (2013-08-30 22:46)
ギンシジミ、言われてみると、確かに銀色という感じもしますね。
トラフカミキリを見たら、たぶん私もハチだと思うコトでしょう^^;。
by sakamono (2013-09-01 14:27)