タイサンボクとユリノキ [樹木]
タイサンボク 泰山木 モクレン科 モクレン属
名前のイメージから、中国から渡って来た木だと思っていたのですが、調べてみると「北アメリカ」の原産だそうです。
また、「たいざんぼく」と覚えていたのですが、「たいさんぼく」が正しい読み方だと言うことも、確か昨年くらいに初めて知りました。
「マグノリア」と呼ばれる香水があるそうですが、それはこの花から採るか、あるいはこの花の香りを化学的に合成して作られると言うことです。
タイサンボクの花は、一本の木で随分長い期間、次々と花を咲かせてくれます。
しかし、一つ一つの花は、割合短期間で変色してしまうようです。
その上、木の高い所に花が咲く為、なかなか綺麗な花を撮ることが出来ません。
濃緑の葉陰に咲く
白い大きな花
夏の炎暑の午後
吹き渡る風が
運んで来る甘い香り
タイサンボクの花びらが落ちた後。やがて、実となり種が出来ます。
ユリノキ 百合の木 モクレン科 ユリノキ属
同じモクレン科で、やはり北米原産の木に、以前の記事に花の写真を載せた、「ユリノキ」があります。http://blog.so-net.ne.jp/albireo/2006-05-16
これは、先月(六月)の末の写真ですが、薄緑の果実が沢山実っています。
そんなユリノキの下に、まだ落ち葉の季節には程遠いのですすが、何故か枯れた葉が落ちていました。(これは、今月の9日のことです)
この写真では、ちょっと見難いですが、葉の右上の方の端に、緑色の小さな小さな虫がいます。
アブラムシです。
とても小さいので、クローズアップレンズを重ねて、倍率を高くして撮りました。
その為、被写界深度が浅くなって、虫の向こう側の足が少しボケていて、手前の虫は、完全にボケています。でも、虫の全体の様子はよく分かると思います。
アブラムシは、非常に種類が多いので、同定は難しいだろうと諦めながらも、「改訂・校庭のクモ・ダニ・アブラムシ」という図鑑を見ると…。
「ユリノキヒゲナガアブラムシ」と言う、そのまんまの名前のアブラムシが載っていました。これが、その「ユリノキヒゲナガアブラムシ」のようです。
北米原産のユリノキにだけ付くこの虫も、当然ですが、北米原産です。
参考文献
タイサンボクの真っ白い花を見ることはなかなかないですね。nice! です。
花びらの落ちた姿、ちょっとパイナップル風。
「マグノリア」というのは、なんとなくコブシのことかと思っていました。
そういえばタイサンボクの香り、ちゃんとかいだことがないかも。
by はてみ (2006-07-17 12:18)
少し前に私のブログにも泰山木をアップしたのですが、
こんなに際立った美しさは表現できませんでした。
<濃緑の葉陰に咲く>魅力がよく出てますね。
by konkon (2006-07-17 12:26)
清々しい白い花ですね。美しいです。
暑さも汗も、スーッと引いてしまいそうです。
アブラムシがあんなにスマートだとは、知りませんでした。
by ミヤ (2006-07-17 12:43)
タイサンボク
清楚な花ですね
近所の公園にも咲いていましたが、高いところに咲くので
ちゃんと撮れませんでした
by gillman (2006-07-17 12:44)
アブラムシ君は葉っぱと一緒に落ちてきたのかなー
by CARRERA (2006-07-17 12:54)
タイザンの発音から「泰山鳴動して・・・」を連想しますね。中国原産と思ってしまいますね。純白の花がきれいで。木蓮よりも大きいのでしょうね。
by Silvermac (2006-07-17 13:48)
タイサンボク、清楚な白が素敵ですね♪
モクレン科には素敵なお花が多いですね^^
by YAYA (2006-07-17 13:52)
ホオノキの花に似てますね。
by (2006-07-17 14:48)
俳句などでは たいざんぼくとふりがながふられていまして たいざんぼくと思い込んでいました 広辞苑5も たいさんぼくでは漢字に変換できなくて たいざんぼくで変換できました しかし たいさんぼく として説明されていました
アブラムシ君のような 小さな虫を クローズアップレンズがありませんので 前に教えていただいた虫眼鏡を使って撮る練習中です 上手くいきませんが楽しんでおります
by さねさし (2006-07-17 16:48)
アブラムシに注目すれば、色々と面白みが出てきそうですね。
by とんとん (2006-07-17 17:30)
深い緑の葉と白いお花 落ち着いた雰囲気でステキです^^
アブラムシ 植物にたくさんついていると気持ち悪いですが、1匹だけ こうやってみると 愛嬌のある顔をしていますね^^
by あやこ (2006-07-17 17:45)
存在感のある花ですね。葉も。
by uminokajin (2006-07-17 18:21)
アブラムシも、こうしてじっくり見てみると
案外カワイイ顔をしているなと、思いました。
by そら (2006-07-17 18:54)
はじめまして。
葉っぱは全然違うのにタイサンボクの花はホオそっくりですね。モクレン科だからでしょうか。実もその下のブツブツもそっくり。香りも似ているんでしょうか?ホオの香りは好きです。高貴でかすかに甘い香り。私の中では「高貴で甘いホオの花、甘さひかえめキリの花」と覚えているんですが…(笑)。タイサンボクも試したいと強く思いました。
秋、落下したホオの実見つけると、そのグロテスクなお姿にちょっとひいちゃいますよね。^^
by キタノオドリコ (2006-07-17 19:08)
たいさんぼく、純白ですね。散った後の姿もなんだかかわいらしい。
アブラムシの姿もじっくり見たのは初めて。こうしてみるとかわいらしいですね。
by m-tamago (2006-07-17 19:23)
純白のタイサンボクの花、綺麗に撮れていますね。大木になるので花はなかなか近づいて見ることができず、いつも遠くから眺めています。
by (2006-07-17 19:40)
トラックバックありがとうございます。私もトラックバックを・・・。
ああ、恐れていた事態です。引用文が何の記事やらわからなくしている。
マグノリアの香水は会社で調べてみましょう。そういう本はいくらでもあるので。
by 春分 (2006-07-17 22:24)
おはようございます^^
タイサンボクのお花は実に美しいですね~。この白が好きです。
by (2006-07-18 05:33)
モクレンのような大きな花びらですね。
アブラムシ、こちらではアリマキともいいます。
by Baldhead1010 (2006-07-18 11:30)
タイサンボクの白い花、綺麗〜彡☆
アブラムシは一体どの位の倍率かしら〜
マクロで写されると、バッタみたい♪
by mippimama (2006-07-18 13:17)
タイサンボク、花弁が肉厚で、しゃもじのような形をしていますね。
品のあるお花です。
by じゅん (2006-07-18 19:09)
◇ はてみ さん ありがとうございます。
「マグノリア」というのは、モクレン属の学名のようですから、コブシもハクモクレンも、どれも「マグノリア」と呼んで、間違いないようです。
ただ、香水はどうも元々「タイサンボク」から採ったようです。
◇ konkon さん ありがとうございます。
konkon さんの写真も、素敵に撮れていましたよ。
僕が撮った場所では、いつも高い所に咲く花が、低い所に咲いていてくれたので幸運でした。
◇ ミヤ さん ありがとうございます。
アブラムシも、良く見ると可愛いのもいたりします。
◇ gillman さん ありがとうございます。
最寄り駅の近くの公園にも咲いていましたが、そちらは高すぎて撮れませんでした。
◇ CARRERA さん ありがとうございます。
付いていた葉っぱが、思いがけず早く枯れたようですね…。
◇ SilverMac さん ありがとうございます。
中国には、泰山という山がありますから、僕もてっきりそうだと思っていました。
◇ yaya さん ありがとうございます。
ハクモクレン、コブシ、ホウノキ、そしてタイサンボク、どれも美しい花ですね!
◇ tanaka-ma3 さん ありがとうございます。
葉っぱは違いますが、確かに花はよく似ていますね。
◇ sanesasi さん ありがとうございます。
名前と言うものも、僅かな違いでややっこしいものです…。
中国の「泰山」を連想してしまうので、僕もずっと「タイザンボク」と思っていました…。
虫眼鏡のレンズでは、あまり小さすぎると大変ですが、やって見ると面白いですね。
色々、試してご覧になる sanesasiさんを、僕も見習わなければと思っております。
◇ とんとん さん ありがとうございます。
とても小さくて、撮り難いですが、調べてみるとなかなか面白い虫だと思います。
◇ あやこ さん ありがとうございます。
嫌われもののアブラムシですが、色も様々で、中には綺麗なのもいて、なかなか面白い虫です。
◇ uminokajin さん ありがとうございます。
確かに、大きくて、豪華な感じの花だと思います。
◇ そら さん ありがとうございます。
よくよく見ると、面白い虫です。
種類によっては、なかなか綺麗な色をした虫もいます。
◇ キタノオドリコ さん はじめまして、ありがとうございます。
いつも、はてみさんのところで、楽しいコメントを拝見しておりました。
最寄り駅の近くの公園に、両方の木があるのですが、どちらも高すぎて写真が撮れません。
タイサンボクは、別の公園と東博の本館前の木で、割合低い場所に咲いています。
しかし、ホオの花の香りは知りません。「高貴で甘い」と聞くと、嗅いで見たくなりますね。
◇ m-tamago さん ありがとうございます。
少しでも時期を逃すと、花びらが黄色く変色してしまいますが、咲いたばかりの頃は、なかなか見事な花です。
アブラムシは嫌われものですが、可愛いと言って下さる方が、何人もいらっしゃるので、写真を載せて良かったと思います。
◇ ピョンピョン さん ありがとうございます。
どこの木も、大抵大木になっていて、花が近くでは見られませんね…。
今年は、家の方の公園と、上野の東京国立博物館の前庭で、割合低い所に咲く花を見付ける事が出来ました。
◇ 春分 さん ありがとうございます。
いえ、何だろう?というようなTBも面白いです(^^♪
マグノリアの件、何か解りましたら、是非教えて下さい<m(_ _)m>
◇ mimimomo さん ありがとうございます。
昨年は、綺麗な花が撮れませんでしたが、今年は低い所に咲いている花に会えました(^^♪
◇ Baldhead1010 さん ありがとうございます。
横に広く開く感じですが、全体の感じはモクレンに良く似ています。
僕が子供の頃の図鑑には、種類によっては「アリマキ」と載っていました。
「蟻牧」という名も面白いと思うのですが、いつの間にかみんなアブラムシになってしまっていました…。
◇ mippimama さん ありがとうございます。
このアブラムシは、2ミリ前後の大きさです。
拡大してみると、確かにバッタの子供のようにも見えますね~
◇ じゅん さん ありがとうございます。
やはり、香水を作るには、花そのものにも、品格が必要なのかも知れません。
by albireo (2006-07-18 20:27)
そういえば、昔、マグノリアの刺繍の入ったクッションが欲しい・・・って思ったことがあります。 (高くて買わなかったけど。)
モクレン科なんですね。
そういわれると、花びらの感じがすごく似ています。
by (2006-07-19 00:18)
アブラムシの名前は、そのままのような種類が多いですよね・・・^^;
by tan-daily_blog_nature (2006-07-20 15:53)
幻想的な花ですね~
やっぱり白が清らかな感じを与えますね。
by sera (2006-07-21 08:01)
ぼくも、「たいざんぼく」だと思っていました。
あの漢字は「たいざん」と読みたくなります。(笑)
黄葉のアップ、とても鮮やかです。
クローズアップレンズを重ねて倍率をあげるという方法は面白そうですね。
by (2006-07-21 21:40)
マグのリアのいい香りがしてきそうですね。
by barbie (2006-07-25 10:55)