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野の仏 その一 [石仏]

   馬頭観音 
    埼玉県 川越市
    宝暦9年 1759年 246年前
     多くは、馬の供養のために建てられました。

 

石仏と言うと、多くの人が「お地蔵さま」と思うようです。
しかし、実際には(少なくとも、関東地方では)お寺の境内や
比較的最近の交通事故の供養塔等を除けば、それ程多く
見かけることは無いように思います。
実際には、「青面金剛(しょうめんこんごう)」、そして
「如意輪観音」が比較的数多く見られます。
上の写真の馬頭観音」も、地域によってはよく見られるもの
ですが、下の「如意輪観音」の写真の右横に倒れかかって
いるような、文字だけの塔(文字塔)も多くあります。

  如意輪観音
   千葉県 八千代市
   寛保4年 1744年 261年前
    石仏としての如意輪観音は、出産や育児の安全
    のため、十九夜の月待行事として、女性に信仰
    されていました。


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コメント 8

ziziblog

私はまだ石仏を撮ったことがありませんが、
とても魅力的な被写体だと思っています。
お続けになるんですか? それは楽しみです。
by ziziblog (2005-02-18 05:03) 

Arcadia

石仏もいいですよね。
私も密かに狙っていた素材です(先を越されてしまった・・・)。
心がこもってますからね、なんといっても。
by Arcadia (2005-02-18 09:07) 

こすもす

歴史的なお話しで良く調べましたね。
続編楽しみです。
by こすもす (2005-02-18 11:21) 

albireo

zizi さん。nice!&コメント ありがとうございます。
はい、連続してという訳には行きませんが、続けたいと思います。
よろしく、お願いします。

Arcadia さん。 いつも、ありがとうございます。
是非、Arcadia さんの、石仏写真も見せて下さい。
何故かデジタルカメラは、石の質感を良く出してくれるような気がします。
ただ現在は石仏が、必ずしも、風情のある写真が取れるような場所に
あるわけではなく、撮影意欲が湧かないこともあると思いますが、期待
しています。

こすもす さん。nice!&コメント ありがとうございます。
歴史という意味では、続編では、古文書とか民俗学とか、些かマニアックな
展開になるかも知れませんが、解かりやすく書きますので、よろしくお願い
します。
by albireo (2005-02-18 19:57) 

私もこういう、日本の歴史あるものは大好きです!!
とても詳しいですね(@_@)これからの記事も楽しみにしています♪
by (2005-02-19 10:08) 

albireo

理恵子 さん。ありがとうございます。
次は、二、三日後に、赤ちゃんを抱いた観音さまの写真を載せます。
また、お立ち寄り下さい。
by albireo (2005-02-19 13:29) 

あやこ

言われてみると「お地蔵様」ってあまりみかけないですね。。。
昔話の影響があるのか、たくさんあるような印象がありました。
石仏もいろいろな姿をされているのですね・・・ 続き楽しみにしています^^
by あやこ (2005-02-21 21:08) 

albireo

あやこさん。ありがとうございます。
近代化の中で、民間信仰が失われ、石に刻まれた文字も風化して行く中、
石仏たちは、昔話しに登場する、優しいイメージのお地蔵さまとして残って
来たのかも知れません。
by albireo (2005-02-22 06:35) 

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